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富良野で起きたハプニング。守ってくれたのはへそ神社の神様だった。【#47歳日本縦断の旅】

1ヶ月が経ってしまったけれど、まだ続く日本縦断の話。
今日は富良野駅で起きたハプニングについて。

北海道滞在4日目は、美瑛から帯広まで大移動の日。
せっかくならと、途中の富良野駅で降りて観光することに。

富良野といえばラベンダー畑で有名なファーム富田さんや、ニングルテラスなど見どころもたくさんあるのだけど、どれも駅から遠い。

美瑛で朝から散々歩いたこともあり、今回は駅近くを散策するだけにした。

美瑛で散々歩いた話はこちらから↓

富良野に着いたのは11時前。
少し早いけど、お昼を食べようと決めていた駅前のお店へ。
すると、まさかの臨時休業。

どうしようかとGoogleMapで探したところ、少し離れたところに良さげなコーヒーショップを発見。
軽食ならありそうと行ってみるも、こちらもなぜか開いていない。
なんでやねん。

ちょうど隣にカフェがあったので、とりあえずそこに飛び込むことに。

フードはホットドッグぐらいしかなかったけど、コーヒーがあるし何しろ雰囲気が良い。
それに、Wifiも電源もあるじゃないの。
ありがたい。居心地二重丸。

こちら、ホステルの1階にあるカフェだったので、宿泊している外人さんたちが旅の情報交換をしているのが面白くて、ついつい聞き耳を立ててしまった。

隣の席ではおそらく初対面のアメリカ人・オーストラリア人・カナダ人の3人の男性が「KUMANOKODO(熊野古道)」や「ABASHIRI(網走)」が「SO COOL!!」と話していて、日本について熱く語ってくれるの嬉しいな…なんて思いながらホットドッグをいただいた。


しばしぼんやりしたあと、そろそろ…と駅に戻ることに。

その途中、たまたま見かけた「へそ神社」へ。

富良野は、北海道の中心標があるため「北海道の中心=北海道のへそ」ってことで、「北海へそ祭り」なるものがあるらしい。
そんなこんなで元々あった「北眞神社」が「へそ神社」と呼ばれるようになったそう。

この神社の本社は、車で15分ほど行ったところにあり、富良野駅前にあるのは分祠。

おみくじやお守りが自販機で売っている無人の小さい神社だったのだけど、見かけた以上素通りするのもなあ…と思い、お参り。

雪にうもれた賽銭箱にお賽銭を入れて、この旅の無事を祈った。

少し早いけど、もう行くところもないし…と駅に戻ることに。
コインロッカーからスーツケースを出そうとして固まった。

鍵がない。

絶対に落とさないようにと、お財布と同じポケットに入れたはずなのに、鍵だけがない。

どうしようどうしようどうしよう。
軽いパニックである。

幸い、早めに駅に着いていたため、電車の出発までは30分近くあった。

とりあえず駅員さんに声をかけ「コインロッカーの鍵を失くしたかもしれないです」と伝えた。
「係のものを呼ぶからちょっと待ってね」と優しく言われた。

思い当たるところと言えば、さっきのカフェ。
でも、電子マネーでお会計したから、お財布出してないよな…。
そう思いつつ、一応電話で確認することに。

電話に出てくれた店員のお姉さんが、座っていた場所を見てくれたけど見つからず。
「お手洗いって行きました?!見てきますね!」と、トイレまで探してくれるも見つからない。

他に立ち寄った場所って…。
あ!へそ神社!お賽銭入れるのにお財布出したわ!

駅員さんに「すみません!落としたかもしれない場所を思い出したので、行ってきます!」と言い残し、ダッシュ。

信号渡って神社に飛び込むと…
お賽銭箱の前の雪に、きらりと刺さるコインロッカーの鍵…!

あったーーー!
神様ありがとうーーー!

思わず神様に手を合わせて「さんきゅー神様!!」と唱えて、またもや駅までダッシュ。

駅員さんに「鍵、ありましたー!」と伝えると、2人の駅員さんが「よかったねえ!」と笑顔。
北海道の人、ほんとやさしい。

カフェのお姉さんにも電話して「見つかりました」の旨を伝えて、一件落着。

ああ、どうしようかと思った。
本当によかった。

その後、無事にスーツケースを取り出し、予定していた電車に乗って帯広を目指した。
もし逃したら次の電車は2時間半後。。本当によかった。。

ちなみにこちらが、そのコインロッカー。
もし本当に鍵を失くしていたら、保証金いくらだったんだろう。

へそ神社の神様に、感謝。

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