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会計入門
私事だが、私たちはカソリック教徒でもないのにカソリック教会で結婚式を挙げた。そして、カソリック教徒でないものが、カソリックの教会で結婚式をあげるには、カソリック教会指定の「結婚講座」を受ける必要がある。
実はこの講座が面白かった。カソリック教会の講座なのに講座の中に「避妊」や「離婚」に関する部分があるのだ。
曰く「カソリック教会としては云々・・・しかし、現代社会に生きる我々としては云々・・・」。さすが2,000年の歴史を誇る組織だと感動した。
私はいわゆる理系なので、「会計」とか「経理」は得意ではない。同じようなことを感じる人はいろいろな分野にきっといるだろう。福祉とか教育とかの分野の人もそうかもしれない。
しかし、現代社会に生きる我々としては・・・である。
あるとき会社関連で受講した研修で、「まぁ、みなさんは専門でもないし、このあたりから会計の概要に親しんでもらえればいいんです。」といいながら、横浜国大の会計の先生が教室で配った本が下記の「経営がわかる会計入門」。
タイトルには「経営がわかる」と銘打ってあるが、あとがきには「本書のバックボーンとして、この会計物語論があります」とある。すなわち、この本は、企業の財務的な物語を読むための、入り口の手引書という感じだ。だから「わかる」の意味も、「そこに企業としての物語がある」ことが「わかる」という感じだ。
文章の記述はちょっと硬めだけれども、確かに「概要に親しむ」最初としては良かった。
私は普段、ドトールとスターバックスをよく使うので、本書の中ほどにある両者の比較がとても分かりやすかった。
現代社会に生きる我々としては・・・「会計」が語る物語の読み方を知っておくことも大事だなと思う。
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