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リモートでKJ法

KJ法をビデオ会議越しにリモートで行うことは可能なのだろうか?

知り合いの高柳さんから「リモートでKJ法をできるか、イベントにして試してみません?」というお誘いを受けた。高柳さんは私のファシリテーションの師匠で、いつも面白いことを考えたり試したりしている。

イベントの案内はこんな感じのものだった。

リモート、オンラインのイベントや、会議が増えてきている中で、自分のファシリテーションをどう活かすかを考えています。 見切り発車なところもありますが、ご興味ある方は参加お願いします。Zoomでの開催ですが、聞きたいだけという方も可能なようにしたいと思っています。

今回は勉強会として「リモートの会議で意見の整理をするのにKJ法がオンラインで機能するのか?」というのを実際にオンライン場でいくつかやり方を試してみたいと思います。

正直、チャレンジングだなと感じた。

普段からKJ法は使っているし、「旅のことば 認知症とともによりよく生きるヒント」という書籍を慶応大学の井庭さんたちと作ったときにもがっつりとKJ法を使った。その経験も踏まえ、KJ法はリモートでやるのが難しい最右翼の手法のような気がしていたのだ。

しかし、実際にリモートでのKJ法を試してみると、それは意外にもうまくいった。少なくとも手応え感があった。もちろん、本格的にKJ法を用いたわけではない。今回はテストという位置づけであり、ワイワイと、リモートでもKJ法が可能かどうかを試す会だったから。

そんな挑戦の中での一番の収穫は、実は「リモートでも出来そうだね!」という予感の部分ではない。

一番の収穫は、リアルの場では決してできないことが、リモートのKJ法では生まれるのだという発見だ。リアルが3次元、テキストベースの意見交換が1次元とすれば、それは2.5次元の体験だったといってもよいかもしれない。

それがどんな感覚だったのか、下記の動画でみて雰囲気を感じてほしい。実際にKJ法を試している様子の録画をYoutubeに高柳さんがアップしたものだ。25分ほどの映像だが、参加した私たちのわくわく感の一端を感じ取ってもらえると思う。

このイベントの詳しい振り返りは、高柳さんがnoteとして下記にアップしている。

高柳さんが次に何を誘ってくれるのか、今からとても楽しみだ。

訪問していただきありがとうございます。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。