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日記・雑感

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どうでもいい日々の雑感
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#日記

"わかる"ということ(その2)

「失敗学」を提唱した畑村洋太郎さんは変わったおじさんだ。年齢が自分よりも上の人をつかまえて「変わったおじさん」というのもなんだかだが、その印象は拭えない。もちろん、「変わったおじさん」というのは誉め言葉として使っている。 ITの分野では"ユニバーサル・ユニーク"という言葉がある。空間的・時間的に一意な識別子をさしていう。私は"人"にもユニバーサル・ユニークネスが存在していると思う。 別に"世界にひとつだけの花"ということを言いたい訳ではない。この世の中には「ああ、確かにこ

富士日記

日記や手紙を読むのは嫌いじゃない。小説やノンフィクションにはない楽しみがある。その中でも武田百合子の「富士日記」が好きだ。 日記とは本来、本人以外にはどうでもよいものだ。どうでもよいことがら、どうでもよい思い、どうでもよい記憶。でもそれがその人なのだ。 どうでもよい日常の大切さを取り戻そう。

豊穣のブランデンブルク

「あれぇ、この曲のこの演奏、こんなによかったっけ?」と買った時には気づかなかった良さを、買ってからかなり経って気づくことがある。ホグウッドのこのCDもそのひとつだった。 レコードに代わってCDにが普及しはじめて既に40年以上になる。うちの子どもの世代にとってはレコードもCDも既に過去の遺物だ。 引越によって古いCDが見つかったり見つからくなったりする。上記のCDも気に入っていたが見つからない。しかたがないのでYoutube Musicで"The Brandenburg C

三沢川

新しく引越した先のすぐ近くを多摩川の支流の三沢川が流れている。三沢川は、町田市から川崎市麻生区黒川地区、稲城市市街地を経て、川崎市多摩区で多摩川につながっている。町田・稲城・川崎は三沢川にとっては一つの流域といえる。 引越した先は京王線の稲城駅と京王よみうりランドの中間で、このあたりの三沢川は1kmほどサクラ並木が続く。 新型コロナの影響で4月からテレワークが始まり、以来、まだ一度も事務所に行っていない。通勤がなくなったので時間には余裕ができたが、一日あたりの歩数も激減し

日記・書簡集

日記や書簡集を読むのが比較的好きだ。 たとえば、武田百合子の「富士日記」。どこがどうということもないのだけれど、日常の生活の中での会話や交流の様子が描かれていて好きだった。 うちの家には芥川龍之介全集があって書簡集の中に含まれている文ちゃんへの恋文も可愛い。大学の頃に塾のバイトで国語を教えていて、紀行文・手紙文の単元でコピーして子どもたちに配ったこともある。下記は、本が手元になくて、ネットで検索してみつけたもの(^^;) 改めて読むと・・・、ははは、結構、長いな(^^;

日記帳

日記帳にB5の厚めの大学ノートを使っている。予定以外の手書きのすべてをこのノートに書いている。私にとっての日記帳だ。 日記は苦手という人には絵日記風がおすすめかもしれない。子どもが小さいころは私も絵日記風の日記をつけていた。といっても、デジカメで撮ったスナップ写真を普通紙に印刷し、それをぺたぺたと貼り付けるだけの簡単なものだ。 絵日記風の日記帳には、実はいくつかよいことがある。  1)字をあまり書かなくてもページがどんどん進む。だから『日記を書いている!』という満足感が出