見出し画像

鑑賞*森閑と未必の故意の蟻地獄

 佐野 聰

 蟻が落ちる可能性を認識し、出られなくなることを認容して穴を掘るのは未必の故意としても、捕食するのは明らかに故意。

ただ、生きるために命を奪うのは罪なのかどうか。

最後は殺生について考えさせられることになる。

(俳句雑誌『風友』平成二十八年一月号)

☆蟻地獄はウスバカゲロウなどの幼虫。manpeiさんの記事で詳しく説明されています。ご紹介します。

(岡田 耕)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?