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「私が生成AIを使って出版をする日も遠い未来の話ではないし、そもそもこれからの時代、書籍に生成AIが使われているかなんて、正直わからないよね」ってお話

前回の記事では、著書「未来を切り拓く ストーリーテリング ― AI時代における物語の力と可能性 ―」が完成したことをお伝えしました。
以下は前回のログです。

この書籍は、弊社の電子ブック作成サービスにより作成したもので、紙の本としては出版していません。

実は、この書籍の制作にあたり、全ての文章を生成AIを駆使して作成しました。一言一句、生成AIが作り上げた文章は、あたかも人間が書いたかのような文体、構成、内容の具体性を備えていました。私自身、最初は半信半疑でプロンプトを作成していましたが、出来上がったものを見て唖然としてしまいました。

ちょうどChatGPT4が登場したタイミングで、その性能を試してみようと思ったのがきっかけでしたが、結果として、もはや私のような物書きは必要ないのかもしれません。

そこで今回は、この書籍の作り方とプロンプトを公開したいと思います。

ステップ1:執筆したい文章のテーマを決める


私は日頃から業務において"ストーリー"の重要性を重視しています。手法先行ではなく、目的や背景があり、人が腑に落ちるためには順序と流れ(=理)が最も重要だと考えています。また、ストーリーはキーワードの繋がりであり、関連した事象をまとめて伝えることができるため、情報量が多い場合に効果的です。そこで、"ストーリー"に特化した文章を書いてみることにしました。

ステップ2:読者に伝えたいこと、感じてもらいたいことを明確にする


ストーリーテリングは汎用性の高い手法であり、様々なシーンで活用できます。周囲の人々がそれを使うことで、より円滑なコミュニケーションや情報伝達が可能になると考えています。そこで、読者には現在の生活の質をストーリーテリングの技術によって高めてもらいたいという思いを込めました。

ステップ3:全体の設計図を作成するためにプロンプトを作成する


本文を書く前に、まず概要を作成します。この工程では前提条件を絞り込むことが重要です。ただの概要文ではなく、いかに魅力的に伝えるかという点も考慮しましょう。

#前提条件 :
- タイトル: ビジネス本の概要作成
- 依頼者条件: 読者の興味を引き、購入を促進したい
- 制作者条件: 本のテーマやストーリーの概要を作成する。
- 目的と目標: 本の全体的なテーマやストーリーを簡潔に、かつ魅力的に説明する
- リソース: 書籍全体の概要情報と目次の詳細内容
- 評価基準: 読者が本に興味を持ち、続けて読みたくなるかどうか
- 明確化の要件:
1. 書籍の全体的なテーマやストーリーの概要を魅力的に説明する
2. 読者の感情に訴えるフレーズを使用する

ここまでが前提条件です。まだまだ序の口ですよ笑
この前提条件をもとに次は具体的な作業を生成AIに伝えていきます。

#実行命令 :
本のタイトルを「あなたも”人生のストーリーテラー”になれる」とします。
目次は"
1.ストーリーテラーとは
2.今必要とされているストーリーテラーの存在意義
3.仕事におけるストーリーテラーの必要性
4.ストーリーテリング技術について
5.ストーリーテリングで見出す人生の価値
6.おわりに "
という流れにしてください。

これらの目次からなる文章の概要をわかりやすく説明し、本書を読んだ後のゴールでもある「ストーリーテリングの技術を学び、他人の事業や業務における価値と存在意義を見出し、それを通して自分の人生の価値と満足度を高めること」を魅力的に伝えるために、 効果的な文章を作成してください。


こんな感じです。なかなか面倒くさいかもですが、この工程の出来次第で最終成果物の質が大きく変化します。
さらに成果物をイメージ通りにするために、読者のペルソナ設定を細かく指定していきますが、ここでは省略をしておきます。一言で言えば
読者のターゲット=" 自己成長に興味がある人 コンサルティング業務に従事している人”みたいな感じですかね?

さてさて、こんな感じでプロンプトを出したわけですが…

出てきたChatGPTの回答が以下の形です。

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『あなたも“人生のストーリーテラー”になれる』

本書は、ストーリーテリングの魅力とその重要性を解き明かし、あなたを魅力的なストーリーテラーへと導きます。

目次の概要

  1. ストーリーテラーとは
    ストーリーテラーの基本概念を理解し、その役割について考えます。

  2. 今必要とされているストーリーテラーの存在意義
    現代社会でストーリーテリングが求められる理由と、その影響力について探ります。

  3. 仕事におけるストーリーテラーの必要性
    ビジネスシーンでのストーリーテリングの活用法と、その効果について学びます。

  4. ストーリーテリング技術について
    具体的な技術と手法を習得し、実践に役立てる方法を紹介します。

  5. ストーリーテリングで見出す人生の価値
    ストーリーテリングを通じて、自分自身の人生の価値を見つけ、満足度を高める方法を考えます。

  6. おわりに
    本書の総括と、今後のステップについて述べます。

読者ターゲット

自己成長に興味があり、コンサルティング業務に従事している方々。彼らは新しいスキルを学び、仕事と人生の両面で価値を高めたいと考えています。

書籍のゴール

本書を通じて、あなたはストーリーテリングの技術を身につけ、他人の事業や業務における価値と存在意義を見出せるようになります。それにより、自分自身の人生の価値と満足度を大いに高めることができるでしょう。

魅力的なポイント

この本は、単なる技術書ではありません。あなたの人生を豊かにし、他人と共有する価値あるストーリーを紡ぎ出すための道しるべとなります。読者の前向きな姿勢や柔軟性を活かし、ストーリーテリングを通じて新たなビジネスモデルや自己成長のチャンスを掴むことができるのです。

読者は、今後の人生でストーリーテリングの力を最大限に活用し、新しい挑戦や成功を手に入れるでしょう。

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いいですね。とてもよい。
イメージ通りの概要を作ってもらうことができました。

あとは簡単で、これをより書籍風の文章にして長くしてもらうだけですね。ChatGPTでは、コンテキスト量に制限があるため、一気に文章全てを生成することはできません。そのため、各章に分けてアウトプットしてもらうのが良い方法かもしれません(オートプロンプトという方法もあり、こちらの方が手間はかかりません)。

今回は一章ずつアウトプットをし、もし好みの文章でないところがあれば修正するという流れで進めました(最終的にはほとんど修正の必要はありませんでしたが)。

また、ある箇所では、具体的な事例を用いて説得力を高めたいと考えました。ビジネス書では、エビデンスとなるモデル事例が多く取り上げられる印象があったため、ChatGPTのWeb-browsingを活用して事例を収集し、文章化した部分もあります。

こうして文章の生成が完了しました。できあがったテキストデータは、岡田印刷の方で、薄いビジネス書でよく見られる書体(行間が大きめのもの)に整形しました。

あとは表紙ですね!ここまできたのでAIさんに頼りましょう!
ざっくりと漠然としたイメージだけ与えてみました。

いいですね。実際の本のイメージにしてくれるのもなお良い。
こんな立体イメージを聞きつつ、平面イメージで最後はアウトプットしてもらって完成です(文字情報は後入れです。まだそこは弱いところ…)

そうして完成したのがこちらの書籍です。


実働ここまで作って1.5 時間〜2時間。。



あっという間に100p級の書籍を書くことができてしまいました。

ちなみに、今回のブログも生成AIを使ったですって???

「もちろん使いました!!!」


どこを、どういう風に使ってみたのかというところを是非是非見つけていただければと思います。比較的わかりやすく使ってみましたよ。



生成AIの進歩は、かなりの脅威なのだと改めて感じることができました。
ただ、脅威ではあれど、敵ではなく味方であったなら…

これは非常に頼もしい仲間になれるかもしれません。




それでは…

生成AIを仲間にしてみたいよという勇者の皆様

ご連絡をお待ちしております。

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