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生徒さんに必要とされる先生になるために向き合うべき3つのこと

料理やパンやケーキの教室を自宅で開くハードルは年々下がり、全国にはたくさんの自宅教室が溢れています。

「料理やパンやケーキをつくることが好きだから開業した」とおっしゃる先生が多い印象を受けますが、果たしてそれだけで生徒さんに必要とされる先生になれるのでしょうか?

手づくりで人を幸せにする。それはそれはとても素敵なこと‼︎

教室を開こうと思うきっかけは熱い気持ちだけでも十分ですが、
プラス【生徒さんに必要とされる先生になる】
こととも向き合うことで、より充実し、生徒さんだけではなく自分も幸せで、愛される教室をつくることができると考えています。

自宅料理教室を運営し、開業サポートもしているわたしの視点から、

【生徒さんに必要とされる先生になるために向き合うべき3つのこと】

教室の先生として大切だと思うことをまとめたいと思います。

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1.伝えるスキル磨き

まず大切なのは伝えるスキルだと考えています。

わたしの場合はどちらかというと、
つくることよりも伝えることが好きで先生になったタイプで、
・どう伝えたらわかりやすいか? 
・どういう流れでレッスンを組み立てたら自宅でもつくりたいと思ってもらえるか?
ということを考え、ひとりでブツブツトーク練習を永遠にするという時期もありました。

この作業はパズルのピースを組み立てるみたいで面白く、生徒さんから「レッスン楽しかった‼︎」「家でつくりました‼︎」なんて言ってもらえた日には、このトークの仕方、組み立て方は正しかったんだ‼︎と嬉しかったし、
ミッションをクリアしながらレベルを上げていくRPGみたいな感覚で、達成感もあり、心の中で何度もガッツポーズをキメた記憶があります。
(ちょっとオタク気質があることは否定できません。)

【つくることが好きとそれを教えられる】

というのは全く別のスキルです。

先生ですから自分がつくれるということは当たり前。そして生徒さんにも失敗させない。それも最低条件です。

同じメニューでもレッスンの組み立て方ひとつで、生徒さんに難しく伝えることも、簡単に伝えることもできる。

・いかにわかりやすく導いてあげられるか?
・モチベーションをあげられるか?
ということを考え、
・話し方
・言葉のチョイスの仕方
・話す順番
・例え話
・アレンジ提案の仕方      etc…
事細かに組み立て、伝えるスキルを磨き続ける必要があると考えます。

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2.先生と呼ばれる覚悟

そして2つ目。
以前の記事☟

料理教室をはじめる方に向き合ってほしい5つのこと

でも触れましたが、
【先生と呼ばれる覚悟】これも大切だと考えます。

趣味を仕事にする。好きを仕事にする。これもとても素晴らしいこと‼︎
でもそのままのスタンスでは不十分。

自分が習い事を始めた時を思い浮かべてください。
非常勤だからとか、パートだからという気持ちで向き合っている先生とプロとして向き合っている先生、どちらに教えてもらいたいでしょうか。

わたしは断然プロを選びます。
時間やお金は有限で、この時間を使う価値があるか?お金を払う価値があるか?
そこはシビアに考えるからです。

厳しいことを言えば、
生徒さんがあなたのことを知り、習ってみたいなと勇気を出して一歩踏み出して教室に来たのに、楽しくなかった、やっぱりわたしには向いていなかったと思わせないで欲しいのです。

プロとして向き合った上でその生徒さんに合わなかったのなら、生徒さんの求めていることと先生のやりたいことが違うだけなので、別の教室に行っていただければ良い。
そこは生徒さんが決めるべきことだと思いますが、
あなたが良いって思ってもらえるような先生になる‼︎という覚悟を持って向き合うべきだと考えます。

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3.目的やゴールを言語化しアウトプットする

そして最後。
3つめは目的やゴールを決め、それをちゃんと伝えること。

これは生徒さんに対してだけではなく、先生としての自分や教室の在り方もそう。
全てにおいてそれぞれに進む方向を考え、言語化し、アウトプットするべきです。

戦略というと商売っけが強く、なんとなく嫌われてしまうイメージだけど、成果を出すために何をするのかを考える。ゴールが見えなくては目的を達成することはできないので、それぞれに向き合い、しっかりと言語化してアウトプットすることが大切だと考えます。

思っていたのとは違ったと生徒さんに思われてしまったり、良さが伝わらず集客ができない。
そんな悩みがある方も、今一度ここに向き合ってみてください。

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まとめ

料理教室やパン教室やケーキ教室は、生徒さんにもハッピーなってもらえて、自分もハッピーになれる。
そんな幸せな仕事だと思っています。

ただそうなるためには、闇雲に教室運営をすれば良いというものでもありません。

このnote、毎回自戒の念をこめてのアウトプットにもなっているのですが、
ひとりでも多くの先生が幸せに働けるきっかけにもなれたら、わたしも幸せです。


2020.6.30 おかちまい

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