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体からのメッセージ「君は愛されているよ」【過呼吸編】

ある日の保健室に過換気症候群(過呼吸)の症状が出た子どもが来室しました。


その時は、初めて過呼吸の子どもと出会い、わたしは、その症状が落ち着き治まるまで、そばでずっと見守りながら、背中をさすりながら心配することしかできませんでした。


※今は、紙袋で口を覆うペーパーバック法はご法度とされています。



あまりにも長い時間、呼吸が落ち着かず管理職判断で救急車搬送もしたことがあります。

しかし、病院へ連れて行っても、保健室にいても、過呼吸は、症状が自然と落ち着くのを待つしか手立てはありませんでした。


他に何か手立てがないのか・・・



その時、知識として教えてもらったことが、チャクラから見る症状対応法でした。


わたしたちの体には7つのチャクラと呼ばれている部分があります。


その一つ一つには、意味があり過呼吸は、第4チャクラの部分になります。

【第4チャクラ】第4チャクラの機能が弱くなったり乱れると、自分のことが好きになれません。自分も人も嫌い、嫌悪感でいっぱいです。


メッセージは、愛されてないと思い込んでいることが症状としてあらわれていることがわかりました。


養護教諭の対応の基本は【手当て】

わたしたちの手からのエネルギーはとっても大きいのだそうです。


よく、母の味といって、お母さんが作ってくれる料理って優しかったり、美味しいだけじゃなくて心までも温かな気持ちになったりしませんか?それは、作ってくれたその方の"思いやり"という気持ちが手から溢れだしたエネルギーによるものだそうです。

今回は、その手のエネルギーが大いに役立ってくれました。


心の奥の方で愛されてないと苦しみを抱えた子ども。わたしたちは、親から多くの愛をもらっているのに、なかなか親の愛には気づかないものですよね。大人になってから、とか、子どもが産まれてから知ったりと、子どもの頃のわたしも親の愛には気づかなくていつの間にか「わたしは愛されてない」と決めつけて成長した一人でした。



愛を受け取るのはなんて難しいんだろうと何度も思ったことがあります。

思いやりは目に見えない

だからこそ形として求めてしまう

だけど、形になっても気づかないことの方が多い



見えないから苦しいのか

愛し方が間違っているのか

それは分からないけれど

確かなことは、どんな形であれ必ず"愛されている"ということ。



「大丈夫だよ。君は本当はたくさん愛されてる。だから大丈夫だよ。」


気持ちを込めながら、そっと胸に手を当てること数分後、すぅーと呼吸が落ち着いてきました。


来室時間から5分後のことでした。


なんとか会話ができるまでに回復


子「もう少し休ませてください」


私「もちろん。気が済むまで休んでいいよ」


来室時間から10分後。その子は自らの足で立ち上がり、いつもの姿に戻り教室へと戻っていきました。

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