既読スルーやNO!の返事を恐れない
学生の皆と話したりLINEで会話をしていると、
何か提案した後の既読スルーとか或いは反論されたりとか、
そういうことに密かに傷つき、そして意見を言えなくなっているんだなと感じています。
当たり前のようなことだけれど、コミュニケーションを学び始めて、特にアサーションを学んで気づいたこと、それは、
相手にもNO!という返事を選択する自由がある。
ということ。
は?と思うかもしれませんが、、
こうしたら良いんじゃない?、皆もこうして欲しいな、
そんな想いから投げかけをする時に、無意識にYESという返事を期待していると、反応が無かったり「それってどうなの?」と反論された際に、傷ついてしまいます。傷までいかなくても、もやもやするかな?
アサーションを学び、
I'm OK. You're OK.という考え方を理解したことで私はかなり楽になりました。
つまり、私は私の意見があり、あなたはあなたの意見があり、それぞれにそれは尊重されるものであり、どちらもOKだということ。
ゆえに、相手から同意されないこともあるし、「反応が無い」という返事をもらうこともあるのです。
だから断られることも想定し、その場合のリアクションや次の手を考えておくと良いです。
そもそも本当は、
「意見」と「私」を切り離して考える方が自然です。
日本人はこれがなかなか出来ないと何かの記事でパックンも指摘していましたが、、意見と個人を同一視しないということです。
意見を否定されると自分を否定されるような気分になった経験はないでしょうか?
これは私も海外の人と議論する中で学んだことのひとつですが、
意見は違うから面白い。徹底的に議論し、矛盾を突き、相互に考えを深め、ベスト解を生み出す。そんなディスカッションがさかんな環境では、意見は否定されてこそ、新たな気づきや知識が得られ、活性化し、創造的になっていました。
意見の否定はあなたの否定ではない。本来あなたとの関係性に影響を及ぼすものではないはずです。
もちろん、異論を唱える場合は相手に配慮した言葉を添える等の工夫はあるに越したことはないけれど。
時には、心ない対応で「下らない意見だね」などと見下されたり、批判されたりすることも確かにあります。
そういう時は怖くなってしまうかもしれないけれど、それはそんな対応しかできない相手の課題だと割り切りましょう。
そんな態度に感情を乱されエネルギーを使うのではなく、言い方や態度はともかくとして、どこが納得いかない点だったのか、相違点は何か?自分の学びに変えちゃいましょう。
既読スルーされた場合は?
それも自分の意見や提案に対する「反応がない」というフィードバックがあるだけ。
「他の人の意見が気になり自分だけ言いだしにくい」
「ちょっと面倒くさい」
「後回しにしてたら忘れてた」などなど
いろんな理由で「反応がない」という状態が作られているだけ。
私だったらしばらく時間を置いた後、
「皆さん、賛成・反対・決めかねる等など、何かしらの反応をもらえると嬉しいです!お願いします^^」
とメッセージを送ってみるかな。
自分に賛同して欲しい、一緒に共感して欲しい、相手に思うように動いて欲しい、そんな想いはもちろんあって当たり前だけれど、相手の意見や感情はコントロールできません。
それと同じように自分の意見や感情も相手に左右されたり蔑まれたりするものでありません。
あるとしたら足りない視点や知識など、自分の伸びしろ。
そこはつどつど気づいた時にアップデートしていきましょ!
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