自分の「常識」は相手の「常識」と一緒じゃない、残念ながら
「思い込み」「決めつけ」
って本当にやっかいなものですね。
昨日も会社でひと騒動ありました。
社長のスマホに異常が発生。
総務のH君に携帯電話会社に状況を説明し、対応を確認するようお願いしたところ、
「補償に加入しているし、
ポイントも溜まっているので新しいものと交換してくれるそうです」
とのこと。
え、すご~い! 10万円近い iPhone を無償交換してくれるのね💖
と喜んでいたら、
「先方の営業担当から電話があり、
ポイントとの差額〇円の支払いが必要なそうです」
と。
え? 話が違うよね。
さっきは無料だったんじゃないの? という問いに、
「そうなんですよ。 支払いが発生するなんて言ってなかったのに」
と怒るH君。
私「無料かどうか確認してなかったのね?」
H君「”ポイントが溜まってるし、交換できる”、って言ったら
『当然』無料っていうことですよね?」
と鼻息荒い。
なるほど。
更に、差額の支払い方法を確認のため
再度携帯電話会社に連絡をしていたH君が、
また血相を変えて飛び込んできた。
「ひどいんですよ!
さっき営業担当に『いくら払えばいいんですか?』って聞いたとき
〇円、って言ってたのに、
今営業担当が居なくて他の人に聞いたら
それは税別の金額で税込だと△円だっていうんですよ!
本当にいい加減な営業担当者で頭にきますよ!!」
と息巻く。
「税込金額かどうか確認しなかったのね」
という問いに、
「『いくら払えばいいんですか?』って聞いたんですから
『当然』税込金額ですよね? そんなの常識ですよ。」
う~ん・・・
この、自分の「常識」や「当然」をビジネスの場に持ち込んじゃうと
このようにトラブルが発生するんですよね。
自分の物差しの目盛りと相手の物差しの目盛りは一緒じゃない
って若い頃父に言われたことを思い出します。
それ以来、私は自分が「当たり前」と思う事でも
必ず相手に確認するようになりました。
そうすると、
自分の認識と相手の認識が違うことが度々あることに気付きました。
そして
「事実に基づいて動く。推測や思い込みで動かない」
ということも肝に銘じてきました。
日本人は
「察する」「言葉にしなくても意思疎通ができる」
といった美点を持つとされていますが、
ビジネスの場では「推測」や「決めつけ」で動くのは
本当にリスクが大きいと思います。
少々面倒でも、相手にしつこいと思われても
「念のための確認ですが」
と事実の確認をお勧めします。
それが結果的に自分を守ることにつながるからです。
Thank you !
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