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「コンセプトの教科書」ダイヤモンド社

先週、クライアントと打ち合わせをしていた際、いい提案コンセプトってどんなものなんでしょうね?と聞かれました。その場では、私なりにこれまでに見て腹に落ちた提案コンセプト、自身で行った提案コンセプトを思い出しながらコメントさせていただきました。打ち合わせ後も、この質問が頭に残り続け、「コンセプト」は、これほど使われていながら、案外未定義な言葉だな?と思いながら、書店を徘徊していた時に見つけたのが本書。なんと、打ち合わせ数日前に出版されたばかりの本でした(2023/05/30)。

博報堂出身のクリエーティブディレクターによる本書は、コンセプトの定義から始まり、コンセプトの価値設計の事例、機能するコンセプトの条件、コンセプトを導くプロセスについても書かれており、素晴らしい内容です。前述の打ち合わせでは、私のようなベンダーに居た人間が考える提案コンセプトの例としてお話したものは、SIerではそのままでは当てはまらないのでは?という会話をしていたわけですが、本書に書かれているインサイト型のストーリーとビジョン型ストーリーの違いだという事ですっきり整理できました。

ありがたいですね。。こんなノウハウが1800円+税金で手に入るんですから。

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