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心を童心に帰らせる

先日、アートワイン東京のイベント「手ぶらでアート」に参加した。以前から美術館巡りが好きで、西洋美術から現代アートまで展覧会があればいろいろ観に行っていた。だんだんと自分でも絵を描いてみたくなって、でもなかなか手についていなかったところを素敵なインスタ広告を発見したのが手ぶらでアート。藝大出身の先生が描き方をわかりやすく教えてくれて、なおかつワインも飲みなら、、、なんて贅沢なのでしょう。(しかもおかわり自由!)

回によって描く絵が変わるのだけど、私はルノワールの「桃の静物画」をチョイス。(ダミアンハーストの「桜」も気になった。)

下書きから始まり、一つ一つの工程を分かりやすく説明してくれるので絵が苦手だなと思っている人でも失敗がなくていい。みんな同じお手本を見て描くのに、最後は全く違う印象の絵になっているのも面白かった。黙々と集中して描いていると、あっという間に時間が過ぎて「この集中してる感じ久しぶりだ〜!」という具合で楽しかったです。

仕事など日々のタスクから解放されて、好きなことに集中する時間。意識して取らないとなかなかできない時間だよな〜と思う。それは人によってはドライブなのかもしれないし、料理なのかもしれない。

効率を考えず、お金も生み出さず、生産しない時間。こういった時間があるから人生は楽しく、充実感があるのかなと改めて思い出させてくれた。意識的に心を童心に帰らせる大切な時間。

私は小さい頃、おままごとや人形遊びなどの女の子らしい遊びは嫌いだった。そんな私でもぬりえだけは好きだったし、黄色いスケッチブックに可愛いと思ったモチーフを模写したりと、今振り返ると「描くこと」は好きだったな〜。だけど、大人になるにつれてそれさえも忘れてしまっていた。

小さい頃のワクワクを取り戻す作業。

小さな頃好きだったことと言えば、絵を描くこと・字を書くこと・運動して汗を流すこと、、等々。これからも意識的に、時間を忘れてワクワクかつ黙々と集中できることをしていきたいと思った一日だった。

先生が描いたお手本は桃が熟れていておいしそう

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