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鼻毛

長距離移動のワンボックスカーで、先輩が急に手入れをしだした。
ウィーン…
回るモーター音、もう男の身嗜みはここから始まる的な筒状の鼻毛カッター。

え!?今ここでやります?
これカットした鼻毛はどうするんですか?

「大丈夫だよ。この筒の中に溜まって外には散らないから。」

絶対、嘘だ!!!

「見てろよ!ふんっ(荒い鼻息)」
掌を見せるが、鼻毛は一本も乗っかっていない。

一同拍手。

そして先程、風呂場に置いてある鼻毛カット用のハサミでカットしようとした。
サビ臭い。
そりゃそうだ、風呂場だもの。

そのサビの匂いで思い出す。
レッドドワーフ号のロボットが「WD40が私にとっての香水」的な事を言っていた。

鼻毛カッター買おう。



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