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【子育て】&【小学校受験】読み聞かせにおススメの絵本まとめ(年長その2)

私どものお受験経験を元にnoteにしてまとめています。

これから受験されるご家族のお役に立てれば嬉しいです。

今回は、子育てや小学校受験の読み聞かせにおススメの本をご紹介。

第5弾、最終回は5~6歳の年長児に読み聞かせするとよい絵本、その2です。

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子どもの読み聞かせの重要性は、以下の記事をご参照ください。

読み聞かせは、子どもの聴く力の発達を大きく左右するものなので、できれば毎日されることをお勧めします。

赤ちゃんから読み聞かせしていれば、それが習慣になり、その蓄積はお子様の教育、幼稚園受験や小学校受験でも良い結果に導いてくれます。

また、大人でも改めて感動を覚えたり、知らなかったお話しを知ったり、毎日の読み聞かせを通じて、世界が広がります。そして温かな心になります。世界中の絵本作家の皆様を尊敬します。

すでにご存じのものもあるかと思いますが、ぜひ、一度手に取ってみてください。

〇 5歳~6歳(年長児)におススメの絵本

きょうはなんのひ?(日本傑作絵本シリーズ)

両親の10回目の結婚記念日。まみこはとても素敵な贈り物をしました。それは、成長したまみこが自分の頭で考えた楽しい仕掛けと、自分の手で作った紫水晶とルビー。まみこが仕掛けた謎解きはこどもらしい発想で、でも、とても計算されたもの。子どもにとって宝探しは魅力的なもの。親子で宝探しをしてはいかがでしょうか?

くんちゃんのはじめてのがっこう

新しい環境は誰だって戸惑いや不安を感じるもの。期待とうれしさでいっぱいだったのに、いざとなると心細くなる”くんちゃん”。就学を前に控えたお子様の心は新しい生活への期待と不安で揺れ動きます。そんな時に是非、この本を読んであげてください。

けんかのきもち(からだとこころのえほん)

本当のけんかは、心も体も熱くならなければできません。本当のけんかは、後味の良い気持ちの良い終わり方ができるものです。作者の柴田愛子さんは、保育歴30年のベテラン保育士。ダイナミックで迫力満点の伊藤英雄氏の絵とあいまって、”こうた”と”たい”のケンカとその葛藤が描かれています。ケンカを通して親密で健全な人間関係を築いていくことを思い出させてくれます。

しろいうさぎとくろいうさぎ(世界傑作絵本シリーズ)

広い森の中に住んでいる二匹のうさぎ。しろいうさぎは女の子で、くろいうさぎは男の子です。二匹はとても仲良しで朝から晩まで一緒にます。ところがいつの頃からか、くろいうさぎが、ときおり悲しそうな顔をして座り込むようになったのです。どうして、くろうさぎはふさぎ込むようになったのでしょう?芸術性の高い絵とともに親子でゆったりとした時間を過ごしましょう。豊かな感性が育まれます。

・スーホの白い馬(日本傑作絵本シリーズ)

昔、モンゴルの草原に、スーホという羊飼いの少年がおばあさんと住んでいました。スーホは貧しいけれど働き者でした。ある日、スーホは生まれたばかりの小さな白い馬を助け、その子馬は立派に育ち、誰もが見とれる美しい馬になりました。あるとき、殿様が競馬の大会を開くことになり・・・。スーホと白い馬をつなぐ深い愛情、美しい絵とともに純粋で素直な心が育まれます。

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・だってだってのおばあさん

あるところに、小さな家がありました。この家には、98歳のおばあさんと、元気な男のネコが住んでいました。ネコは毎日、帽子をかぶり、長靴を履いて、釣り竿を持って、魚釣りに出かけます。そんなある日、99歳の誕生日を迎えたおばあさんがお誕生日ケーキを作りました。そのろうそくの数は5本。なんと、5才に若返ってしまうのです。「その気になれば」という気持ちを思い出させてくれる絵本です。

ちいさいおうち(岩波の子どもの本)

悠久の時の流れの中、移ろい行く四季の変化や、否応なしに訪れる近代化の波が、流れる詩のような文章で語られていきます。この本が作られたのは1900年代初頭。資本主義の発展と、近代化が進展することによる無常観が語られ、近代化への批判が含まれているように思います。守るもの、変わるもの、そういった感覚を教えてくれる絵本です。

手ぶくろを買いに(日本の童話名作選)

冬の森に住む、きつねの親子の物語。無邪気な子ぎつねのかわいらしさ、子どもを想う母ぎつねの情愛が、美しい日本語で語られます。寒い夜、雪の上で遊んでいた子ぎつねは、家に帰るなり、「お手てが冷たい、お手てがちんちんする」と言って、濡れて牡丹色になった手を差しだしました。母ぎつねは可愛そうになり、夜になったら街へ行き、毛糸の手袋を買ってやろうと思いました。子どもを想う母ぎつねの情愛と、幻想的な冬の風景を見事に再現した絵本を是非親子でお読みください。

ないたあかおに(絵本・日本むかし話)

ある山に、若い赤鬼が一人で住んでいました。気持ちの優しい親切者で、人間たちとも仲良く暮らしていきたいと思っていました。ある日赤鬼は、立て札を作って家の前に立てました。「心の優しい鬼の家です。どなたでもおいでください。美味しいお菓子もございます。お茶の沸かしてございます。」でも、村の人々は赤鬼を怖がって近づこうとしません。それを見た青鬼は、自分が赤鬼にやっつけられることで、赤鬼が信頼を得られるようにしたのです。青鬼の友情の深さ、赤鬼の後悔、熱いお話しです。ぜひいちどお読みください。

にじいろのさかな(世界の絵本)

幻想的な海の中を泳ぐ、輝くうろこを持った美しい魚。とても美しい絵本は、幸せとは何かを読者に問いかける、とても深い絵本でもあります。作者のマーカス・フィスターは、この物語によって「どんなに素晴らしい物を持っていても、どんなにたくさんのお金を持っていても、それだけでは幸せになれない。人と人とのつながりがあってこそ、喜びや悲しみを共有できる友がいてこそ、人は幸せになることができるのだ。」ということを伝えようとしています。親子で読み、お子様と感想を語り合ってください。

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・はじめてのキャンプ(福音館創作童話シリーズ)

おとなりの”ともこおばさん”は、小さい”なほちゃん”のお友達。ある日、ともこおばさんのお家に遊びに行ったなほちゃんは、おばさんが近所の子ども達を連れて、キャンプに行くことを知り、「私も行く」と宣言。大きな子たちに「ちっちゃい子はダメ」と言われてもめげず、みんなと同じことをする約束をして、一緒に行くことになります。大きな子をまねしたがるのは、自立の第一歩。子どもの自立と挑戦心を育む絵本です。

・葉っぱのフレディ―いのちの旅

春に生まれた葉っぱのフレディが、自分という存在に気づき、成長し、「葉っぱに生まれてよかったな」と思い、「葉っぱの仕事」を終えて冬に土へとかえっていくまでの物語。生まれること、変化することが永遠の命へとつながる意味を、フレディと親友ダニエルとの会話を通してわかりやすく語りかけています。お子様にも少しは理解できるはず。もちろんご両親にも読んでいただきたい絵本です。

花さき山(ものがたり絵本20)

他人を思いやる気持ちや心は、人間にとってとても大切です。わずか10歳の”あや”が、自分だってほしいのに我慢して、妹に祭り着を買ってやって欲しいと母親に言います。双子の赤ん坊の兄が、じぶんも母親のおっぱいを飲みたいのに、お兄ちゃんなんだからと自分に言い聞かせて我慢し、弟がお母さんのおっぱいを飲んでいるのを目に涙を貯めてじっと見ている。けなげな小さな者の描写が涙を誘います。そしてその素直で美しい心に、心を打たれるはずです。

・100万回生きたねこ(講談社の創作絵本)

100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。「死」という重いテーマを全面に出しているようで、作者は「どのように生きるか」をテーマにして描いています。一見、子どもには難しいテーマのように思えますが、一度親子で読まれることをおススメします。豊かな感性と創造力でお子様も少しでも理解しようとし、生命力にあふれたたくましいねこの生涯を楽しめると思います。

まりーちゃんとひつじ(岩波の子どもの本)

木の下に座ったまりーちゃん。仲良しの羊のぱたぽんに草を食べさせながら言いました。「ぱたぽん、お前はいつか、子どもを1匹生むでしょう。そしたらわたし達その毛を売って、好きな物が何でも買えるわね。」ぱたぽんの子どもの数はどんどんと増え、それに伴って買える物も次々と想像されていきます。あれも買える、これも買える、楽しい経験ができる絵本です。

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・むしばミュータンスのぼうけん(かこさとしからだの本)

「我輩の名前は”虫歯ミュータンス”。本当はもっと長くて難しい名前だけれど、子ども達はそう覚えてくれたまえ。」幼い頃には、ちいさな人間のような姿をしたバイキングが、シャベルやつるはしを持って歯を掘っている絵を見て、歯磨きの大事さを知るものです。歯磨きを覚えようとしている頃におススメの本です。

・ももいろのきりん(福音館創作童話シリーズ)

自分で作ったキリンが人格を持って動き出す。子どもの夢がそのままお話しになった楽しい絵本です。お話しが長いので、寝る前の読み聞かせには少し向かないかもれません。。でも、キリンと仲間たちの冒険ストーリーは夢中になること間違いなしです。

わすれられないおくりもの(児童図書館・絵本の部屋)

「死」というテーマを真正面から扱った絵本。恐ろしく悲しい死という印象そのものだけでなく、大切な存在を失った大きな悲しみを受けながらも、次第に立ち直っていく残された者の心の動きが、動物達の姿を借りて描かれています。残された者はどのように生きていくべきなのか、死者を偲ぶとはどのようなことなのか。とても重いテーマに対する一つの答えが示されています。

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以上、色々ご紹介しましたが、お子様への読み聞かせ、そして絵本はとても良いものです!

ぜひ、色々なお話をしてみてください。

我が家でもいまだに読み聞かせはしています。

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