再犯防止のためにネコが活躍!?(常習賭博) 傍聴小景 #13
べ、別にサムネやタイトルで釣ろうとした訳じゃないんですからね!
インスタやYouTubeなどでもペットが映えることはよくわかるのですが、
一方でACジャパンの
というCMのインパクトはさすがと感じましたよね。
今回、タイトルの通り、裁判の話の中で「ネコ」が出てきました。これまで500件ほど裁判を傍聴していますが、ネコに言及されたのは初めてな気がしますので、ご紹介します。
はじめに
この罪名の裁判は決して多くはないですが、大阪にいれば1~2週間に1度は見かけますかね。
漫画のカイジとか、坊や哲やらの作品を見てきているのに、賭博と聞くとサラシを巻いた人による「半か丁か」というシーンが頭に浮かんでしまうのはなぜなのでしょう。具体的にどの作品で見た記憶とかはないのですが。
事件の概要(起訴状の要約)
「賭博」に「常習」とつくと、常習的に賭博を行っている人(お金を出す側)のようにも感じますが、賭博をさせていた方の罪ですね。
賭博に関連した罪でいうと今回の「常習賭博罪」、「賭博開帳図利罪」などが主なのですが、自らがオーナーなどで賭場を開いている場合は「賭博開帳図利罪」の適用になるのかな?
この辺をバシッと説明できるためだけに、法学部として大学生をやり直したい気でいます。
検察官による証拠の提示
賭場の売上の6億ってのはやり始めてかららしいので、期間がいまいちわからなかったのですが、利益率ってこれくらいなんですね。もっと無茶やっているのかと思っていました。
上層部に納めるもん納めたら残るのがこれくらいなのでしょうか。
あと、被告人の見た目は普通なんですけどね。やはり賭博などの話だと、そっち系との繋がりは話として出てきますよね。
過去に死体遺棄などにも関わっていたと聞いてしまうと、背筋が伸びてしまいます。
弁護人による証拠の提示
暴力団とはなかなか繋がりは切れないのかなと思っていたのですが、弁護人から提示されたのは、組織から抜けるといった趣旨のものでした。
組織との関わりを一切断ち、ネコのブリーダーを目指すという趣旨のようです。
なんと、ほのぼのする話でしょうか。
では、その決意を確かめましょう。
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