「日本一」目指して熊本行ってきた① 道草小景 番外編
裁判ライター兼、観光ライターの「普通」です。
今回の記事では、裁判所の撮影で熊本県に行ったので、その流れでの観光の様子を2週に渡ってお届けしたいと思います。
と言っても、裁判所と同じくYouTubeで動画化しているため、動画では触れなかった点や、もしくはより深掘りする形で、内容を差別化していければと思っています。この記事単発では、少し話の繋がりや詳細に欠けると感じてしまっては申し訳ありません。
よろしければ、以下2つの動画や前回の高森の裁判所の紹介記事をご覧ください。
今回熊本行きを決めたのは、このnoteとYouTubeを開設するにあたり、縁起のいいというか、パワーがもらえそうな「日本一」の称号を、熊本が持っているというのを知っていたので、是非それにあやかろうと選びました。
実際、どんな分野であろうとも「日本一」を名乗るからには、下調べをしっかりしなければいけませんし、関係者間でその意義の共有が絶対条件だと思います。ゆるキャラ作ったはいいけど、票が悲惨なものとか目も当てられないですからね。
そういう意味で今回の旅がいい勉強になればと。
大阪国際空港(伊丹)から出発しました。
コロナ前までは、毎月のように飛行機に乗っていましたが、乗る機会は本当に激減しました。その間に、発着ロビーともに大きく様変わりしました。
フードコートはじめ、飲食店は、やや高いかなとも思いますが、充実していますし、
こういったショップの類もお洒落なものが増えています。
関東の方ってどれくらいご存じなんですかね、豊岡のカバンって。まぁ関西の人もあまり知らないみたいですけど。
ただ、僕って空港にすごく早く着くという習慣がないのと、荷物が増えるのが好きではないので、空港が綺麗になったことには感心しつつ、なかなか使用することは少なそうなのが残念ではあります。
伊丹が綺麗になったと思ったら、逆に着いた熊本空港がリニューアル工事中でした。2023年にオープンとのことなので、あとに挙げる理由とともに来年にはまた行きたいですね。
熊本空港を語る上で絶対に欠かせないのが、そのアクセスの悪さ。
空港に直接繋がっている電車はなく、近くの駅までマイクロバスを使うか、熊本市から30分くらいかけてバスで向かうしかありません。
しかし調べてみると、鉄道敷設の計画はあるみたいですね。結構、最近でもしっかり議論されているようなので、なんとか実現を期待したいです。
現状はバスが交通の主流ですが、このバスの行き先を見たら日本の地理がある程度詳しい人なら、バスがいかに頑張っているのがわかるのではないでしょうか。
八代は熊本の南だし、延岡は宮崎県。途中、観光地として名高い高千穂峡の高千穂にも止まります。別府、大分などはそのまま大分ですし、最後のテクノポリスってのはヨーロッパかどこかですかね?空港バスがいかに縦横無尽に動いているかがわかります。
1時間程度の乗車で、高森中央バス停に到着することができました。
裁判所の撮影を済ませ、すぐ次の電車に乗らなければならなかったため、このバス停のところに建っている観光案内所に行けなかったのは今となっては本当に残念に思っています。
というのも、阿蘇山の麓のエリアということだからなのか、自然を活かした観光資源が豊富というのが、行った後の今になってようやく気付いたからです。
特に気になるのは、この写真の上色見熊野座神社です。神社そのものにはそんな信心はありませんが、この何かありそうな雰囲気は最高です。
ほかにも気になるスポットもあったのですが、車利用が必須で、バスで高森エリアに行くことはできますが、そのアクセスだけでは満喫するには不足してしまうようです。
徒歩で行けるところで行ったら、一番の見どころは満場一致で裁判所かと思いますが、二番目の見どころは高森駅でしょう。
この特徴的な駅舎の中に入ったら、
レトロ過ぎて、私も懐かしいという感情すらわかない、瓶コーラの自販機があります。写真には収めておりませんが、お土産品などを購入することも可能です。
そしてその中でも特徴的なのが、
このたくさんの色紙です。
南阿蘇鉄道は熊本地震の影響で不通区間が一部続いているため、それを応援するとして多くの漫画家さんなどが送っているようです。
駅前には、
ワンピースのフランキー像が建てられています。
熊本県全体の復興のプロジェクトとして、県内いろいろとキャラが出向いているという設定のようで、電車の不通で苦しんでいる高森には船大工のフランキーが駆け付けたということのようです。
と書いたはいいのですが、私が全然ワンピースを知らないのです..。このキャラは有名なのですか?ドラゴンボールでいうとどんなポジションなんですか?
漫画、アニメはすごい好きな癖に、出遅れた超王道には手を出さない天邪鬼ぶりで、今までどれほどの会話に入れず、愛想笑いをしてきたことか。
こういった応援のおかげと、地元の方々の頑張りにより、来年に全線復旧の見込みで動いているのだそうです。熊本空港のリニューアルオープンと合わせて訪問をしたいと思います。
詳細は、YouTubeで見てもらいたいのですが、この電車に乗って向かった「竹崎水源」とアクシデントで向かうことになった「やっと見つけた!とっておきのイチゴ畑?」さんは良かったなぁ。
願わくばベンチの一つでもついていれば、よりまったりできるんだろうけど、まぁ15分もいるような場所じゃないからね。綺麗な水で反比例するような黒い砂が吹き上げていて、その自然の不思議さなんてのもよかったです。
イチゴ畑さんは、いろいろといじるような紹介になっちゃったんだけど、行ってみて本当によかったと思える場所でした。なにより人がいい(言葉の齟齬はあったが)!
こんな広々とした中で畑をやられているので、ふらっと行くような場所じゃないんですからね、皆さんも計画をしっかり立てて行ってほしい。
HPを見たら、私のYouTubeの延期情報ばりに、イチゴ狩り今日はやんない、みたいな投稿をしているので、訪問時は事前のチェック必須ですね。
熊本県のことをいろいろと話していただいたのはもちろんなのですが、僕が関西から来ていると聞いて、コロナが明けたら休みを取って関西とか旅行行きたいなんて言ってて、関西の話でも盛り上がりました。
なんならオフシーズンになったら、2~3日くらいなら俺が畑の番人をするので、ゆっくりと旅行に行ってきてほしいなと思うくらいいい人でした。
さて、YouTubeでは、メインの目的なのにサクッと終わらせるという軽い扱いになってしまった、現在は日本一から三位になってしまっている長い駅名「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅への訪問について。
まず長くなるから動画では端折りましたが、この駅は南阿蘇鉄道の不通区間にあたるため、電車以外の方法で向かう必要がありました。バスなども探せばあったのかもしれませんが、
二つ手前の阿蘇白川駅から歩いていきました。距離にしてだいたい5km弱ですね。
車はそれなりに通っている道でしたが、歩いている人は皆無だったように思います。みんなもっと歩こうぜ。
そしてようやく見えてくるのが、この「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅。ムーミンに出てくる、玉ねぎみたいな頭しているやつみたいな駅舎をしています。そしてどんな写真にも存在感を示してくる、阿蘇山兄さん。
辛うじて、駅名標には擦れながら「日本一長い駅名」との記載があります。
ちなみに駅名の通りというか、この駅の1km程度の範囲に水源が3つほどあるようです。水源の一部も地震の影響で枯れかけた場所などもあるようです。
駅名の歴史ですが、
この文字数ってどれだけすごいかって、仮に「めちゃんこ最高南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅と無茶な改称をしても追いつけないのが凄い。
ってことで、そのうち富山に行かなければ行けませんね。もし車内アナウンスで省略などされていようものなら、これは1位を譲り渡してもらいたいと思います。
なので皆さん、富山県の居酒屋情報をお待ちしております。
ここで待っていても電車は来ないのですが、温かい日は待っていると気持ちいいだろうなと思わせます。
元々は電車の本数もそれなりにあったみたいです。1時間に1本前後と言ってしまえばそれまでですが、こんなまったりとしたエリアではそれで十分な気がします。
電車が復旧したら、ここでまったりと自然を感じながら、全線乗車などをしてみたいですね。
こんな感じで、大自然に心洗われながら初日を終えました。
日本一については求めているような結果ではありませんが、次週紹介するものは正真正銘の日本一です。
しかも、駅名と違って簡単に抜かれるとは想定しにくい、町が一体となっている「日本一」になります。
そこで日本一のパワーを受けつつ、かつパワーを吸い取られた様などをお伝えできればと思いますので、その前後のYouTubeや裁判記事などもご覧いただけましたら幸いです。
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