倉持秋、登場の謎

384文字


先日紹介した倉持秋という作家。


彼はオリジナルな本を出版した。


だが、思うところがあって。


これは主観の話なので、言いがかりだと断ずる前に応答してほしい。


では、本題。


倉持は私の過去の記事

を読んで、


「形式じゃなくて、中身を評論してくださいよ」


と言った。


此れ即ち、


本書の「パフォーマティブな側面」ではなく、


「コンスタティブな側面」を


評論して欲しいという願望


なのである。



まあ、わかった。


中身はないよ。


ex,ただし,このような本が何冊も出版されたらその際は


東浩紀でさえ、



粉塵に帰すだろう。



なぜなら、倉持の評論は確実に存在するからだ。


中身がないだけで、存在する ――


西田幾多郎に言わせてみれば、


「彼の評論を読んで、どう思ったか。それは彼の評論を読む事自体と関係がない。」



倉持の評論は、既存の批評の補集合に存在するのだ。





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