見出し画像

読みたい本には旬がある

大きな書店に行って、いろんなジャンルの本を見て歩くのはたのしい。1時間ですまないこともある。最近は、気ぜわしく、余裕がなくなって足が遠のいた。書評を見て図書館で予約したり、なければネットで買うことがおおくなった。

書評はあたらしいジャンルや読んだことのない著者を紹介してくれる。毎日新聞の書評が気に入っていた。選者の丸谷才一さんや山崎正和さん、それに和田誠さんらがあいついで亡くなって残念な思いをしたが、今も継続して読んでいる。

書評で面白いなと思った本は、すぐに図書館で予約することにしている。同好の士が多いのか、予約がすでに入っている本も多く順番待ちになる。ひとり2週間として5人待ちで3ケ月ほどかかることもざらだ。

順番がくるとメールが届く。それはありがたいことなのだけれど、ひどいときには、そんな本予約したっけ、とすっかり忘れていることもままある。とくに、新しいジャンルの本がそうだ。どんなことを知りたかったのか、何に興味をもったのか、時事性のある本に多い。

読みたい本には旬があるのですね。そのときは書評を読んで、ここを深く知りたいとか、著者はなぜこんな結論にいたったのかなど、すぐに読みたいと思う。ところが、予約待ちで時間がたったあとでは、興が冷めている。

忘れるくらいだから、たいしたことじゃないかもしれません。でもねえ、せっかく借りた本だから、読めば思い出すかもしれません。それと、書評はとりおくことですね。