有名飲食チェーン店の筆文字ロゴまとめ(其の壱)
以前、「かつや」のロゴの「つ」に着目した記事を書きました↓↓↓
目になじんでいる有名チェーン店の看板ロゴ。筆者自身もさほど筆文字かどうかに注目して街歩きしているわけでもなく。
改めて手書き筆文字ロゴを探してみると結構沢山ありました。
この話のYouTube動画はこちら↓↓
銀のさら
今回記事にしてみようと思ったのは、こちらの宅配バイクを見かけたから。ピザーラのようなバイクで宅配をされていますが、白いバイクに黒の筆文字が映えます。よく見るとカスレも鮮明に出ています。
ヘタウマのような感じですが、筆者(書道家)からすると「あぁ(書道を
やってる人だな」という文字です。
かつや
先日の記事でも書いた通り、「かつや」の三文字だけでもこれだけのインパクトがあるのは手書き筆文字だからと言いたくなります。線が絶妙に揺れている(震えている)のがまた妙。
ちなみに「とんかつ」はデジタルフォントだと思います。
一蘭
ひとりでラーメンに集中できる一蘭。緑文字の白い縁取りなので、筆文字ということをなんだか忘れてしまいそうになります。随分真面目な行書体で書かれています。
ところで「蘭」の草冠の一画目は横ではなく、縦であることが分かります。これも書道をやっている人にはある程度普通のことだったりします。
一風堂
これは最も古い「篆書体(てんしょたい)」という書体。「かつや」同様、手書きならではの揺れが印象的です。「一」の太さが太すぎず太いという存在感が良い感じ。
左にある「博多」の印もおそらく手書き筆文字かと思われます。
これは筆文字なのか??とちょっと疑ってしまいますが、おそらく手書き筆文字なのでは…と筆者は踏んでいます。
筆のつんとした穂先の形を出さず、全体的に丸っこくて朴訥とした仕上がり。
親しみやすさは入りやすさ。お店のコンセプトが垣間見えます。
なか卯
筆者が18歳で初めて上京した街にもあって、読み方もよく分からないまま「変な名前」と思った記憶があります。
何気ない筆文字ですが、この何気なさがなか卯の象徴のような気もします。チェーン店立ち上げ時にこの雰囲気のロゴを選べるのはある意味スゴイ!という気もします。
富士そば
ところで「名代」って何と読むか知っていますか?筆者は何となく今まで読み飛ばしてきた気がします。
正解は「なだい」。意味は、名前を知られていること。評判の高いこと。・・・なるほど。
変哲の無いすっきりとした筆文字ロゴですが、ここまで名代になるともうずっとこのままのロゴかもしれませんね。
てんや
可愛げのある「天丼てんや」の筆文字。「て」のカスレがいい感じ。後ろのドーナツのような丸まった海老のようなのものも筆で書いたものと思われます。
手書きの筆文字をデジタル化する際には、色を変えたり影を付けたりなど、筆文字を超えてデザインできるところが良いですね。
回転寿司みさき
この筆文字ロゴはすっきり温かみがありますが、筆者(書道家)としては、玄人が書いたものなのかいささか懐疑的ではあります。文字を書くのが得意な立ち上げメンバーが筆ペンをとってサラッと書いたものがなかなか良くて採用されたのでは・・・?(邪推です)
有名チェーン店のロゴは、和食、ラーメンを主としてまだまだあります。
次回へ続く!!!
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