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逆境に立たされたジャニーズの行方は

断っておくが私はジャニオタではないし、推しがいるわけではない。
とはいえ、昔は私もその道を通ってきた。
夢中になって応援したタレントもいて、グッズを集めていた時期もある。
今も常に応援しているわけではなくても、ドラマやバラエティを見て「この子頑張ってるな」「この子の演技好きだな」と思うことはよくある。
今でもドラマや映画を観て沼にハマってしまう人に出会うことがある。ま、一時的なもので長続きはしないが。
さすがにコンサートに行きたいと思ったことはないものの、過去作品はいくつか見返す。
現在「王様に捧ぐ薬指」きっかけでHey!Say!JUMPの山田涼介くんがそれ。

ジャニーズタレントに対して批判的な人もいる。
正直私も今まで気になるドラマや映画の主演がジャニーズの人だと見る気をなくすこともあった。
でも、事務所の力だけでなく本人の実力が認められて役を勝ち取った人もたくさんいるはず。オファーが絶えないのはその証。
彼らの頑張りはもっと評価されるべきと考える。上から目線で申し訳ないが本当にそう思う。
以前、俳優の小栗旬が「ジャニーズの人たちって歌もダンスも芝居もバラエティもできてすごい」そして当たり前だけどどれも手を抜いていない的なことを言っていた。
私も全く同感だ。そしてファンのみならずいろんな分野で私たち視聴者を楽しませてくれている。
偏見だけど昔のタレントたちに比べて今のタレントの方がポテンシャルが高い気がする。何せ活躍の場が広い。
「こんなこともやるの?」と驚かされることもしばしばある。

ということで、昨今のジャニーズをめぐるゴタゴタについて少し戯言。
性被害問題で大いに揺れていて、解明がなされないままあやふやになっている感が拒めない。
こんな事態にも関わらず「タレントに罪はない」として番組やCMに起用を続けている企業。
しかし国連の調査が入ることもあり、シビアな海外企業からは批判が出てきているらしい。

長年、芸能界の男性アイドル事務所のトップの座に君臨し、あぐらをかいてきたが、最大のピンチを迎えていると言っても過言ではないと思う。
今回の事件云々だけではなく、事務所のタレントとの関わり方にも問題があると思い知らされたのはSMAPの解散関連のとき。
まるで罪人のような制裁が下されたことは記憶に新しいが、大いに疑問と疑念を抱いた。
一般企業に置き換えた場合、社員が辞めたからといってその社員にダメージを与えるような行為は許されない。
なぜジャニーズ事務所はそれがまかり通るのだろうと思った。

それでもジャニーさんに恩義を感じているタレントたちは、事務所に留まり活動を続けていたがジャニー喜多川氏の亡き後、それが崩れて来た。
事務所の体制に問題があるのではないか。
働き方改革や事務所の体制の刷新をしなければ、タレントのジャニーズ離れは拍車をかけかねない。
大きな夢と希望を持って入所してきた世間知らずの少年たちに対しての責任があると思う。
グループ内格差や、グループ別格差も見られる。

事務所と意見が合わずに滝沢秀明氏が立ち上げた「TO BE」へ移籍するタレントが相次いでいる。
詳細は知らないが、「TO BE」はタレントの思いや個性、意欲を大事にし、やりたいことをやらせる方針のようだ。YouTubeで配信された入社会見では、タレントたちの目が生き生きしていた。
社長とタレント間での風通しの良さと信頼関係が見て取れる。
疎い私ですら「なんかあっちの方が楽しそうだな」と感じた。
グループ名を変えれば同じメンバーで活動することができるとあれば、今後こっちに合流したいと思う人も多く出てくるだろう。
自分の去就について悩んでいる人も多いのではないか。

ここで懸念するのは、ジャニーズ事務所を辞めた人が「勝ち組」とされ残った人が「負け組」とされることだ。
もちろんそんなことになることはあってはならないが、ジャニーズ事務所の経営陣が体制を変えていかなければ、「事務所離れ」が止まらなくなるのではないか。
今、大きな変革が求められているのだと思う。
現在も留まり活躍を続けている人のためにも働きやすい会社を目指して欲しいものだ。

というか、なぜ私はこんなことを書いているのだろう・・・


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