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千と千尋と、おいしいばさしの神隠し

こんばんは! 久しぶりのノート!

今日は妹と千と千尋の神隠しを映画館で観てきたので、この好きな気持ちを心臓が粘り気を持って動いていると主張するようにドキドキしているうちに残したいと思って感想を書きたいと思います!


よくわかんないけどとりあえず好き!って気持ちは、どうして好きなのかを深堀していけば、たぶんなにか大事なことに気が付ける気がするんです!



とはいえおいしいばさしは感想文を書くのが小さい頃からめちゃくちゃ苦手なのであんまり書かないで生きてきたんだけど、もう先生に評価されないから、なにも気にせず好きなように書こうと思います!正直小さい頃は優等生すぎる節があり、正解を言わなきゃ、先生が喜ぶような答え方をしなきゃと思って思考してきた節もございました。

読書の正解は分からなくて、読めば読むほど違う気持ちが溢れてくるからなんて言ったらいいかわからないし、国語のテストみたいに4つに分けた選択肢がないからすごく書きにくかったし嫌いだったなぁ


というわけで、書きなれない感想文だけど!自分の気持ちが残せればいいから!好きに書いていいよばさし!


千と千尋の神隠しは小さい頃から何回も観てきて、たぶんDVD(ビデオ?)も持っててすごく好きな映画だったように思います、好きだった階段を降りるシーン、スクリーンで観ると迫力がすごくって、下をみるのがちゃんと怖いし、足元風が吹いてる気がしてくるし、階段が壊れた時なんか一緒にアッて焦って、壁に触れたときは一緒に息をついて、千尋と同じ顔をして観れたのがすごく嬉しかったです!!映画館で観れてよかった!!!

あの頃なにを思ったのかまでは覚えてないけど、ボーのことはわがままでうるさくて、力で言うことを聞かせるから怖いと思っていたし、銭婆の事はすごく好きだったし安心してみていた気がするし、釜爺とリンさんには憧れていた気がする、あと景色はすごく綺麗で、大粒の涙は触りたくなるくらい綺麗で、その他のみんなはよく分からなくて怖い


たぶんそんなに感想って変わってなくて、ただ、2つだけちゃんと感想が変わって、1つ目は歳をとるごとにハクのことがどんどん好きになっていくことと、もう一個は千尋目線じゃない視点で物語を観たこと

ハクはね、最初はわけが分からないし味方かも分かんないけどとにかく強引に守ってくれて、もう半ば好きになっちゃって頼って甘えたくなってしまった時には急にハク様と呼べって(えぇ〜?!ここで?! ここで俺様キャラなの?!?! 命令してくれちゃう系なの?!?!さっき湯婆婆の手下とか言われてたし気をつけろって言われたし信じちゃいけない人なの?!?!気になる)と内心思いつつも冷たくされてちょっと裏切られて、そんな事をされて夜も眠れないようってしてたらまた優しくしてくるんです、好き以外ありますか?? 弱ってる姿も見せてくれるんです、今度はわたしが守るよハク…、!!!!


次に視点が変わったこと!

ご存知の通り、ばさしは大学生で、でもオンライン授業だし、最近はコロナも相まってちゃんとニートだし、家事も全然してないし、自分の役割がないような日々を数ヶ月送っています。

今までは、ひとり暮らししてたから家事もしてたし、バイトもしてたから、花屋さんのばさし、飲食店のばさし、大学に通うばさし、サークルの立場としてのばさし、あとこれはまた話すんだけど、違うばさしも最近居なくなっちゃって、いろんなばさしがあったのに、急に自分の役割がなくなっちゃった気がしていました。だから、今までは気持ち悪いとしか思わなかった「カオナシ」が、わたしにとっての感情移入の対象になって観てしまったのがこれまでの何回かと違うところでした。


たぶんカオナシは居場所がない、近寄りたい、仲良くなりたいけど自分がない、わからない人 って設定で

だから人が寄ってきてくれるように、人が欲しがるもの(お金)を出して強気に振舞うんだけど、やっぱりホントはなんにも持ってないから、なんにも出せる自信がないから、ほんとに近付きたい人には上手くできなくて、そんな人に中身がないのを見透かされたみたいに「わたしの欲しいものはあなたには絶対出せない」って言われて、辛くなってしまった。悔しくてどうしてわかってくれないの!ってその時は怒るんだけどね、怒っている内に分かってないのは自分だって分かって、やっぱり自分に自信がなくって、でもだからってどうしようもなくて、変わりたいけど変わり方が分からなくて、誰も教えてくれなくて、嘘をついたら嫌われて離れていっちゃうだけで、やっぱり自分を好きになってもらえなくて、


でも千だけはそんな自分を知っても拒否しないでくれて、電車に乗せてくれて、所在がなくて、それでもやっぱり嫌われたくなくて隣に座りたいって言えなくて、そんな時に千だけはイスをトントン叩いて座ることを許してくれて、まさか小さい頃なんで座らせるの?!やだ!って思ってたシーンに涙を流すことがあるとは、ほんとうに思ってなかった


あのシーンがほんとは死者がどうとか、そういうのほんとはいろんな意味があったシーンなのかもしれないけど、カオナシ目線のわたしとしてはもう、どんなに素敵な壮大な音楽が流れて愛を誓うシーンよりも幸せに思えました。隣に座ることを許される、それだけで全部受け入れてもらえた、救われた気持ちになったんだよ


そのあとは銭婆の家に行くんだけど、そこでもお家に入っていいかわからなかった時、銭婆も嫌がらずお家にあげてくれて、しかも役割がなかった自分に役割をくれるんです、もはや感情移入しすぎてカオナシのこと 自分 って書いちゃった。 役割が貰えたことがここに居ていい証明になったんです、わたしはここに必要とされて、誰かの役に立つことが出来たんです、!! しかも自分も一緒に作ったものが、形(髪留め)になって、喜んでもらえて、大切にしてもらえて、千が油屋にいた事の、自分と過ごしたことの証明になるんです


それだけでもう幸せ、

憧れて、嫉妬して、嫉妬して、欲しい、と思った千が愛する人と幸せそうにしている姿をみて、初めて心から嫉妬せずに嬉しいと思うことが出来たんです、!


そりゃちゃんと寂しかったけど、それでもちゃんと人の幸せを願えた自分のことを、素直に好きだと褒められて、自分はこれでいいんだって認められたんです


良かったなぁカオナシ、きっとあの後銭婆に素敵な名前を付けてもらえて、自分の声で喋れるようになるといいな、きっとこのお話には 名前 がとっても関係してるから、ちゃんと付けてもらえてると思うんだ! 


ばさしにもちゃんと おいしいばさし って名前があるさ! ダサいとかオジサンぽいだとか改名だとか悩んだこともありましたが、贅沢な名前なんだから自信をもって毎日を生きたいと思います! 有難いことにきっとここまでちゃんと読んでくれた人もきっといるし、その人の中にはばさしの居場所があるように思えます!


まとまらない文章だったけどスッキリしたしやっぱり書くことで分かっていくことがあるな!この感覚がすき!

ジブリの映画4つ、この機会を逃さないようにちゃんと全部観たいな!

皆さんもよかったら観て感想共有しようね!


めちゃくちゃな長文を最後まで読んでくれてほんとうにありがとうございました!!!!



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