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おいもと老師の雀魂放浪記【第1話】

魂天までの道のりは果てしなく長い。

これから何百、何千と対局をすることになるわけだが、ただ漫然と対局を重ねるのももったいないと思い、こうして対局記をつけてみることにした。
(3話くらいで打ち切りにならないことを筆者は切に願っている)

ただ、毎回全局を振り返っていたらキリがないので、その日印象に残った局、反省材料となる局をピックアップしようと思う。


今日の反省点は「終盤のダマテンケア不足」「なんとなくで手を進めてしまった」といったところだろう。

問題となったのは以下の局面だ。

東2局1本場 16巡目

自分は親番。手格好だけ見ればかなりの勝負手だ。しかし、ここで問題になるのは巡目である。

すでに16巡目、自分の残るツモ番は2回しかない。次順でテンパイ、その次でツモアガリ、というのはかなり虫のいい話だ。

この状況で、僕が選択したのは打1s。

これが上家のダマテンに刺さり、8000点の放銃となってこの局の行く末を大きく左右する放銃となってしまった。

対面が白を仕掛けていたため、1sの安全度確認はしっかりと行った。2sのワンチャンスで、すごく危険、というわけではないという判断だった。


正直なところ、今回の1s切りは明確に間違いかと言われればわからない。アガれずとも、親番継続のテンパイは偉い。

問題は、ダマテンへの意識が薄かったことだ。白を仕掛けていてテンパイ気配濃厚な対面に対して、上家は危険牌をかなり押している。

この点に注意を向けるだけで、長期的な放銃率にはかなり影響が出るはずだ。


対局を終え、落ち着いて考えたいま、やはり僕は1sを切ると思う。だが、なんとなく切る1sと、深く考えたうえで切る1sではその意味合いは大きく異なる。

麻雀でも日常でも、結果にとらわれず、探求する精神を忘れずに物事に取り組んでいきたい。

ああ、やっぱり麻雀っておもしろいなあ。

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