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里帰り・夫の育休をめぐる『夫婦会議』で明らかになった夫婦間の認識のズレ

こちらに書いたように、先日妊娠7ヵ月に入りました。

12月の出産予定日に向け、夫婦で産後の過ごし方について少しずつ話し合っています。が、中にはすぐに答えが出ないトピックも。

何度も話し合いを重ねたのが「里帰り」と「夫の育休取得」に関してです。さらに、この2トピックを話すうちに、夫婦間での認識のズレも明らかになりました。

そんな産後に向けた『夫婦会議』の記録をまとめてみます。



我が家の状況

前提として、我が家の状況はこんな感じです。

・夫婦2人ともフルタイム会社員
・双方の実家は遠方(車で6~7時間)
・母、義母ともに家族の介護があり、応援に来てもらうことは難しい

私の当初の希望としては「初めての育児に、最初から夫と一緒に取り組みたい」という気持ちから、里帰りはせず、退院直後から夫婦二人三脚で取り組んでいきたい、と考えていました。

しかし、夫の考えとしては、安全・安心を優先するなら里帰りした方が良いのでは、というものでした。

夫は、昨年出産した義姉から産後の大変さを事細かに聞いており、「相当大変だった」という経験談から、新生児のお世話を慣れない夫婦二人だけでこなせるのか…という懸念が強いようでした。

里帰りを巡る結論

里帰りする/しない、両方にメリットとデメリットがあるので、中々結論が出ず、話し合いも平行線のままでした。

結局、決め手になったのは、検診でお医者さんから言われた「初めてのお産で産後のダメージからすぐ回復する人はあんまりいないから、親の手を借りられるならその方が安心だよ」という一言でした。

我が家の場合、親の手を借りるとなると里帰りの一択しかなく、結局私は「里帰りする」ことを選びました。

産後の体調や状態が読めない中、「安心を取って里帰りする」というのは私自身も納得した上での結論です。ただ、それだと夫が赤ちゃんと接する時間は少なく、「一緒に育児に取り組みたい」という私の希望は叶いません。

ということで、里帰りはするものの、その期間や自宅に戻った後の過ごし方について、さらに話し合いを重ねることに。

里帰りから戻った後どうするか

里帰りの期間としては、出産予定日が12月頭なので、実家には産後1ヵ月ほど滞在し、年明けに自宅に戻ることにしました。

そして夫には、自宅に戻り夫婦2人での育児が始まったタイミングで育休を取ってほしいと伝えました。期間としては、できれば3ヵ月…!

ちなみに、夫の職場の状況は、こんな感じです。

・伝統的な日系企業(地方勤務)
・理系の職場で周りは男性社員ばかり
・職場は慢性的に人手不足
・周りに3ヵ月の育休を取った男性社員はいない

元々、夫も取れるものなら育休は取りたい、というスタンスだったものの、職場の状況を踏まえると3ヵ月の育休を申請するのはハードルが高く、「取得にあたっては何かしら正当な理由を説明できるようにしておきたい」とのことでした。

「育児をするため」というのが正当な理由では…と思いつつも、周りに長期の育休を取った男性社員がいない中、自分が第一人者となる躊躇いは私にも想像がつきます。

そこでどうにか「正当な理由」を考えようと、2人で頭を捻ることにしたのですが、その過程で思わぬズレが発覚しました。

夫婦間でズレていた前提状況

夫に、「正当な理由って、どういうものなら通用しそうなの?」と聞くと、「例えば、来年4月に保育園に入れるまでの間は夫婦二人ともが育休を取る必要があるとか」とのこと。

私(?!?!?!)

ここで、夫は「来年4月から保育園」というスケジュールで考えていたことが判明しました(!)。

予定日が12月なので、来年の4月だと0歳4ヵ月です。私の方は、保育園に入れるのは1歳を過ぎてから、という頭でいたので、えぇ!?と心底驚いてしまいました。

私としては、3ヵ月の育休というのは、単純に「夫婦2人で育児に専念できる期間」として希望していたのですが、夫は「保育園入園のタイミングを考えて」だと思っていたとのこと…。

考えてみれば、保育園入園のタイミングを夫と話したことはなく、ここで初めて、夫婦間で想定していたタイミングにズレがあったことが発覚しました。

育休を巡る結論

育休の話から、思いがけず保育園についても話すことになりましたが、保育園に関しては私から夫に、「0歳4ヵ月で入れるのはあまりに早くて私が辛くなりそうだから、せめて1歳を越えてからにしたい」と伝えました。

夫側が来年の4月を想定していたのは、育休取得の理由付けと、待機児童問題を考えてのことだったとのこと。

保活がどうなるかは現時点では分かりませんが、入園を急ぐ理由が他にないなら、1歳過ぎてからにしよう、ということで意見はまとまりました。

ただ、そうすると「保育園に入れるまで」というのは夫の育休3ヵ月取得の理由にはならず…。「なぜ3ヵ月なのか」を客観的に説明できる理由を考えつくことはできませんでした。

結局、夫としては会社に
・遠方で親の手助けを得られない
・首が座る3~4ヵ月頃までが大変(なのでその期間育休を取りたい)
という2点を挙げて、とりあえず上司に聞いてみる、と言ってくれました。

夫の育休取得、結局どうなった?

この話し合いを行ったのが妊娠5ヵ月頃のことですが、妊娠7ヵ月の現時点で、夫が育休を3ヵ月取れるかは、結局確定していません!笑

会社側も、育休自体は取ってくれて構わない、というスタンスとのことですが、上司からは「3ヵ月の間に、どうしても仕事してほしいタイミングがあるかも…」と言われたようで、育休は分割で取ることになるかもしれませんし、期間は3ヵ月よりも短くなるかもしれません。

ということで、現時点で夫の育休取得期間については確定していないのですが、私としては、「夫も育休を数ヵ月単位で取る」ことに夫婦間で合意できたことで、現状満足しています。

特に、決して育休が取りやすいとは言えない職場環境で、夫が取得に向けて行動してくれたことに感謝の思いもあります。

また思いがけず、保育園に関する夫婦間での認識のズレも発覚し、今後子育てという新たなステージに臨むにあたり、やはりお互いの意見・考えをきちんと言葉にしてすり合わせることが大事だなと思いました。

夫婦間の話し合いで使っているツール

認識のすり合わせや、「言った・言ってない」問題を回避するためにも、我が家ではこうした話し合いの際、「夫婦会議ノート」に記録するようにしています。

育休を巡る夫婦会議の記録


「夫婦会議ノート」とは、Logista株式会社さんが『夫婦会議®︎』を実践するためのツールとして開発したノートです。私たちの場合、話し合いの続きを運転中の車内や食事中にすることも多いのですが、そうした場合も後からノートに記録しています。


なお、『夫婦会議®︎』では、夫婦間のコミュニケーションとして特に「対話」が重要視されています。


里帰りや夫の育休といったトピックでも、まさにこの「わたしたちとして、どうする?」という視点が大切だと実感しました。

私自身、例えば(もっと実家が近かったらな…)とか、(もっと夫の職場が育休を取りやすい環境だったらな…)などと他の家庭が羨ましくなってしまうこともあります。

ただ、そうしたときに「わたしたちとして、どうする?」という問いを意識することで、「私たちなりの最適解を目指そう」と、建設的な視点に立ち返ることができました。

今後子育てが始まると、より一層、価値観の違いやこだわりのズレなど、夫婦間で揉めることも出てくると思いますが、「対話」の機会は意識的に作っていきたいな…と思っています。

▼『夫婦会議®︎』の詳細はコチラ


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