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僕も転生して推しと暮らしたいです(「私の推しが今日も最高に尊いので、全力で幸せにする!」の感想)

私の「推し」作家の飴月先生の2作目、私の推しが今日も最高に尊いので、全力で幸せにする!

発売日は2月2日だったけれど、テスト期間だったこともあり、図書カードをゲットするために勉強に専念。本は1週間お預けにした。
(テストの手ごたえ?なんのことだかさっぱりわからん)


いやぁ、テスト期間に読まなくてよかったです。本当に。

だって、読み始めたら止まらないんですから。

序盤はニヤニヤしながら、後半からは目元をうるうるさせながら、最後幸せに結ばれるまで、一気に読み進めてしまった。

幸い(?)、今のところ僕は二次元の推しに対しての思いの重さは、リゼのような限界オタクには程遠いけれど、某女性声優の林○子さんとかはこのお話を読んだらめちゃめちゃ共感してくれるんじゃないかな~と思いました。

話が尊すぎて、正直どこの何を書いたら良いのかわかりませんw もともと存在しない語彙力を長い時間をかけて絞って書いた結果ですが、絶対駄文になっています。読んでいただけたら幸いです。


----ここからネタバレ含む。でもできるだけネタバレ要素を減らしました----

唐突に始まった推しとの同居生活。いくら推しのいる世界に転生できたとはいえ、転生した頃に思い描いていたのとは違う形で出会ってしまった。

次元は問わず、推しには幸せになってもらいたいんだよね…そして、推しの幸せそうな姿を見ると、こっちも幸せになれるんだよね…

推しを幸せにするため、時には自分の欲望のため(?)、メアに施しまくる生活が続く。
その中でも特筆すべきは、例のシーン。
そう、リゼが推しの目の前で推し語りをするシーンです。

先生の事前のtweetでは「1ページまるまる使っている」と仰っていたので、本当に1ページ使っていたこと、何ならめくった次のページも数行続いていたので、思わず吹き出してしまった。特有の早口でずーっと語るのは文字起こしするとこんなになってしまうものなんだと思った。そこからあふれるメア様への愛といったら、推しを語る人間の鏡のような人だと思う。

これを目の前で聞かされるメア様の気持ちを考えると、絶対に嬉しさよりも恥ずかしさが勝ってしまうのは想像に難くない。
そして、メア視点の文章を読むと、このシーンのエモさがさらにUPするんですよね…
(「再び捨てられるだろう、てか捨ててほしい」と思っているところで、これだけ好き好きと語られたら、そりゃぁ、ねぇ……)


ここから入学までの展開も良すぎるし好きすぎるんだけど、ここで語ってしまうとさすがに長すぎるのでカット。読んで。本当に読んで!!


そして、メア様の「好き」という言葉が本当の意味で言われていない、しかもただの庶民である自分がメア様と結婚できるなんて考えられず、「メアとの結婚はカモフラージュであり、公爵様のご厚意である」と解釈して、メア様にもっと適切な方と結婚させたほうが良いと考える。

しかし一方のリゼも序盤から何度も「好き」と言っているものの、これは「推し」だから、という意味で言っているんですよね…。いずれ離れると分かっていたから、推しに対して好きという感情をさらけ出せていたけれども、実際に一生メア様と一緒に過ごせるとは最初から想定していなかったし、推しから「好き」と言われる日々なのである。それが真実だと素直に信じられるわけがないでしょ…。

今までは次元が違うから、推しと一緒に暮らし、結婚するということに対し割り切れていたはずだが(世の中には諦めていない人もいるが…)、自分の次元が推しに追い付いてしまい、目の前にいるという状況。しかも1年近く二人で暮らしていたというオマケ付き。

しかし、推しには幸せになってほしい。そして、推しの幸せのためなら自分では不釣り合いである。と思い込むんですよね…
推しにガチでリアルに恋をしてしまい、好きだから、メアが大好きだからこそ、大好きな人の幸せのために、あえて遠ざかっておきたい。

この辺の葛藤を描いたシーンは涙無しには読めないのでは?なんて思ってたりします。

そこから知る衝撃の事実、からの正式な告白という急転直下の流れ。リゼの想定とは真逆に猛スピードで転がっていったら、メンタル追い付かないですよね。
そして、やはり持つべきものは友なんだな~と思いました。こういう時に適切なお節介をかけられるような友だちがいるなんて、

そして全体を通してメアが小悪魔すぎる。小悪魔どころではない。イケメンだから許され、推しだから許せる行為をしまくるというね、本当にずるい、反則でしょ。でもそれが良い。

番外編の学院祭について触れたいのだけれども、ただでさえほとんど存在しない僕の語彙力をセーブしつつ書いてきたけれども、残りライフはゼロです。ここ!良い!良すぎる!ぜひ購入して読んでください!!!


良すぎて語彙力も喪失し、noteじゃ書き切れないので、この本を語り合える同志を求めます。いないのであれば、1人喋りをするしかないのかぁ~?


転生して推しと夢のような時間を過ごせるなんて、羨ましすぎる。
僕も好きなゲームや物語の世界に転生して、推しと過ごしてみたいですね…
(ちなみにキャンパスクラップの打合せで「僕も異世界転生したい!」というトークテーマの案を出したところ、幅が広すぎて具体的な方向性が分からない、と言われ見事にボツになりましたwww)

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