保育士さんの凄さに触れた「お父さん保育士体験」
こちら(インスタグラム)で以前あげた
お父さん保育士体験に行ってきました。
どこでもあるものではないように思い、どんなことするのかとか、参加した父親目線での感想を残します。
どんな日程?
朝の登園から、昼食をとって、お昼寝前に子どもと一緒に帰宅という流れでした。半日ですね。
子ども達の反応は?
朝夕廊下で会うことはあっても、お部屋の中では会わないおっさんがいることに興味津々で、
「○○ちゃんのお父さーん?」
と確認後は、
「これ読んでー!」
「これお団子ー!」
「これジュースー!」
「あっちでバーベキューしよー!」
などなど、自分たちにとってはホームな場で、要求のオンパレード(笑)
みんなの一つ一つは可愛いのだけれども、同時の要求の多さにビビります。
具体的に何かしたか?
当日のプランによって違うみたいですが、僕は紙芝居を読ませてもらいました。
みんながどれくらい聞いてくれているか、気になる。
けど、事前に知っている話ではないから、読むのに必死^^;
たまたま避難訓練があり、それにあったお話でしたが、リアクションの欲しい所で期待通りのリアクションがあったので、聞いてもらえて一安心。
また、園での夏祭り直後でもあったので、夏祭りで遊び足りなかった遊びを一緒にしました。ボーリングとか、玉入れとか、輪投げとか…
ある程度遊ぶと、もっとカラダを動かしたいのか、鬼ごっこ(途中からただただ走るだけになっていたような)も始まり一緒に参加。帰宅後の娘に聞くとこの鬼ごっこが一番楽しかったと(笑)
保育士さんのプロフェッショナルに感動
部屋の中で自由に好きなことをする子供たち。
自由に話しまくる子どもたち。
当然ですが、多少のいざこざはあります。
僕が気づいた中では、部屋の端っこで使いたいものがかぶってしまい、言葉でなく手を出しての取り合いに。それが殴り合いに発展しそうな時に
「○○くーん」と先生の声
その位置から!?!?
そんなに子供に囲まれて、そんなに対応しているのに気づいてたんですか!?という衝撃。
他にも、出欠確認やちょっとした遊びも、指示の出し方も、声の大きさ・スピード・ユーモアを駆使して、大事なことは静かに聴けるように、聞き逃さないようにゆっくりにしたり飽きないように楽しめる要素を入れてたりと、当たり前なんですけど、ただ預かっているだけじゃなく、育ててくださっているのだということを体験できました。
(保育士の体験というより、園児体験みたくなっていることに、書いていて気付く^^;)
ケンカして学ぶこともありますが、その加減も含めて、経験値豊かな先生方の元でのびのびと過ごせるって有り難いことだなと感じました。
送迎だけでは知り得なかった様子
年少さんクラスで、おもちゃの片付けも促しでほぼ子どもたちでしているし、食事の片付け、水筒からの水くみ、トイレ、着替え…生活するための動きがどんどん身に付いているのは、友達・先生のお蔭だな~としみじみ感じました。
また、家でのきょうだい間とのやりとりとも違う、もう一つの慣れた場所で、友達と遊ぶわが子の様子も見れて、先生とも時間を見つけてお話できてとても貴重な体験でした。
慣れてない=苦手に感じやすい を実感
今回は運よく、自分の娘以外の多くの子が関わりをもってくれて、本を読んだり、一緒に遊んだり、なんなら泣いちゃった子をなだめて気分転換できたりと、増えた大人0.5人分くらいのことはできたかなと振り返っています。
しかし、もし子どもが産まれる前に「同じようなことして」って言われたら、もっとぎこちなく、距離感もつかめず、楽しさよりも疲労感が残る感じだったんだろうなとも思いました。
大人としてコミュニケーションの幅を広げてくれたのは、間違いなくわが子。コミュニケーションが基本苦手な自分としては、むしろ子どもに育ててもらっているんだなと思います。
子どもを見守る大人が増える!?地域の力に役立つ仕組み
参加し終えて、クラスの子の名前と顔が、だいぶ一致しました。
これから送迎に行った時に、とれるコミュニケーションも増えるでしょう。
園だけでなく、地域で会うこともあるでしょう。(とても懐いてくれた子からは近所の某スーパーのアイス一緒に食べようねって言われました^^)
何気に、地域のソフト面の底上げになっているんじゃないかなと感じたんです。ただ、祭りに参加したり、イベントに参加するだけだと、結局わが子の面倒で一杯だったり、すでに知った関係でとまってしまう。
ここで少し接点を持てたことで、これからのコミュニケーションは互いにもっととれる。これはすごいことだなぁと。
保育士さんのすごさを体感し、子どもの様子を見れて、地域のネットワークづくりにも。(なんなら、保育士さんがお父さんのキャラを把握する機会にもなっているのか??)
平日に休みのない男性にとっては、有給とらないといけないものですが、
非常に多面的な視点から有意義な時間だったなと感じました。
こんなに好意的に受け止めてる大人ばっかりではないかもしれませんが、検討されている園の方の目にとまりましたら、1学年のみからスタートするなど、ぜひご検討をー!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?