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金利1%超容認/逢坂誠二 #7609

【23年11月1日 その5912『逢坂誠二の徒然日記』#7609】
昨日は早朝の便で札幌入りし、連合北海道の大会で挨拶をしました。今回で杉山会長が退任。杉山会長には、本当にお世話になりました。新たに須間等さんが会長となりました。須間新会長にもお世話になります。

大会出席後、即、国会に戻っています。

夜明け前の都内、気温11度で晴れです。金星、オリオン座、月、木星は今日も見えます。一昨日は相当に接近していた月と木星の間隔が随分と広がりました。日中も晴れ、最高気温は23度の見込みです。

1)金利1%超容認
改めて、一昨日の予算委質疑を反芻しています。

日本の防衛の現状を日々点検し、今の時代に必要な防衛力を備えることは重要なことです。その結果、予算が今よりも増えることを私は否定しません。
(5年で43兆円は、内容も不透明で過大ですが。)

防衛財源は、増税(所得税、法人税、たばこ税)以外、恒常的な安定的財源ではありません。

少子化対策の財源は、「増税はしない、追加負担を生じさせない」と言いながら、「企業を含め全員が連帯し広く負担する」とあります。国民の負担が増えるのか、増えないのか、全く意味不明な状態です。

防衛も少子化対策も大変大事なことですが、いずれも財源が不確かなのです。こんな状態で、総理が突然、減税を決めました。驚き以外の何ものでもありません。選挙目的の減税、偽装減税など、色々と言われるのも当然のことです。

こんな場当たり的な、財政運営を繰り返していたら、日本の状況はさらに劣化します。

本題です。

日銀は、昨日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和政策を修正しました。長期金利の変動幅の事実上の上限を現在の1.0%から、一定程度超えることを容認することになります。


長期金利操作の運用をさらに柔軟化することを決定

*長期金利の目標を引き続きゼロ%程度としつつ、その上限の目途を1.0%とし、大規模な国債買い入れと機動的なオペ運用を中心に金利操作を行う

*こうした運用のもとで、粘り強く金融緩和を継続する方針

日銀は7月の会合で長期金利操作の運用を柔軟化したばかりですが、市場の長期金利の上昇が想定以上のため、3カ月で再修正となりました。私の感覚では、やはり、という感じです。

金利に上昇余地が出たことで、日米の金利差拡大を抑制できるように見えますが、上昇余地が小さく、円安傾向は変わらないと思われます。

昨日も午前1時半ごろには151円60銭台まで円安が進み、この1日で一気に2.5円、円安方向に進みました。アベノミクスの副作用もあり金利を上げられないのが、今の日本の現実です。

引き続く円安、25カ月連続で物価が上昇、17カ月連続で実質賃金が前年同月を下回っています。アベノミクスで、株保有者と大手輸出企業が収益をあげ、その皺寄せを、今、多くの国民が負担している構図です。

早急な支援が必要です。

加えて歪なアベノミクスの負の遺産解消には、相当な時間を要します。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.11.1===

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