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ブレーキのない車/逢坂誠二 #7626

【23年11月18日 その5929『逢坂誠二の徒然日記』#7626】
昨夜、道連の仕事で、札幌入りし、今日は札幌での朝です。昨夜は少し強めの雨が降ってしましたが今は上がっています。夜明け前、空全体に雲があるようです。気温は8度。日中は晴れ間が広がり、12度との予報です。今日は早朝の便で帰函します。

1)ブレーキのない車
この30年、日本の政治は何をしていたのか、最近はその思いに囚われています。

「日本が潰れる」と私が発言してから20年、政策の転換をもっともっと強く自公政権に迫らねばならなかったと反省しています。

この30年、多額の国債を発行し予算を編成しましたが、結局は、賃金は横ばい、個人消費も横ばい、国民負担率は増加、経済成長もほぼなしです。

特にこの10年は日本の劣化が酷すぎます。

異次元の金融緩和と称して、日銀が無理をして日本国債を買い通過供給量を増やし、株を買って株価を釣り上げたのですが、状況は何も好転していません。

好転しないどころか、日銀の財政状況が悪化し、私たちはブレーキの無い車に乗ったも同然です。日銀は、経済状況に応じた金融政策を取り得ない局面に追い込まれてしまったのです。日本は、いつ危機的な状況になってもおかしくありません。

==以下、データや事実です==
(記載のないものは1992年と2022年の数値)

*賃金はこの30年間ほぼ横ばい
*個人消費もこの30年間ほぼ横ばい(220兆円から252兆円)
*非正規雇用者数は987万人(20.8% 1993年)から2101万人(36.9%)に増加
*国民負担率は36.3から47.5に増加

*GDPは世界2位から程なく5位になる見込み(さらに6位へとの予測も)
*1人当たりGDPは2位から34位
*GDPはピーク時の6.3兆ドル(2012年)から4.2兆ドル(2022年)

*科学技術論文のランクは最高だった4位(20年ほど前)から現在は13位
*教育に使う税金のGDP比は3%程度でOECDで最低水準(OECD平均は4.3%、

*政府純債務残高は98兆円から900兆円に増加
*国と地方の長期債務残高は301兆円(62%)が1257兆円(224%)に増加(括弧内は対GDP比)

*株式総額は301兆円から717兆円に増額
*通貨供給量は39兆円から653兆円に増額
*日銀の保有国債は580兆円で、発行残高1090兆円の53.2%(2023年6月末)
*日銀の株保有額(ETF)も53.1兆円(2023年3月末)、異次元の状態
 
*年間出生数は121万人から77万人に減少
*合計特殊出生率は1.50から1.26に減少
*年間死亡数は86万人から157万人に増加
*婚姻率は6.1から4.1に減少
*食料自給率は46%から38%に減少(カロリーベース)

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1955年以降の68年間の中で、真の意味での政権交代があったのは、たったの3年3ヶ月だけです。あとのほとんどの時期は自民党を中心とする政権です。今改めて自民党政治の限界を痛感しています。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.11.18===

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