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アオハル・イン・チェインズ 桜の朽木に虫の這うこと(二)

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小説「桜の朽木に虫の這うこと」シリーズ第二作です。 主人公・ウツロの新たなる戦いが始まります。 <作者から> ※本編の前に、第一作のあらすじを掲載しています。 ※ほかのサイトに… もっと読む
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記事一覧

最終話 刀隠影司

「蛮頭寺くん、なにやら騒がしくなってきたようだね」 「は、閣下」 うしろへまとめた頭髪を…

朽木桜斎
2年前
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第79話 魔女は笑いが止まらない

「ウツロ……ミスター・キョウゲツの息子……まさかここまで成長してくれるとは、ふふっ……こ…

朽木桜斎
2年前
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第78話 アオハル・イン・チェインズ

日が落ちてきたころ。 ウツロと真田龍子は、そろって中庭のウッドデッキに腰かけていた。 短…

朽木桜斎
2年前
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第77話 帝王への道

「雅と済ませてきたんだな」 入室した南柾樹に、ウツロは意趣返しを見舞った。 「鼻がいいよ…

朽木桜斎
2年前
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第76話 蛙の子は蛙

「そうなのよお母さま、とんだ赤っ恥だわ。このわたしとしたことがよ? ウツロといい美吉良と…

朽木桜斎
2年前
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第75話 天国に一番近い場所

「浅倉め、いまごろ兄妹で俺のことをごちゃごちゃ言ってるんだろうよ」  弟・鬼堂沙門が運転…

朽木桜斎
2年前
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第74話 エリュシオン

「兄さん、あ~ん」 「あむあむ。いや~、卑弥呼の作ってくる料理は本当にうまいよ~」  浅倉喜代蔵と浅倉卑弥呼の兄妹は、虎ノ門にある有限責任監査法人たこぐも本部のだだっ広いオフィスで、このようにいちゃついていた。  傍らには黒髪の青年がしゃがみ込んで、何も言葉を発せずにただほほえんでいる。  浅倉喜代蔵の弟子である公認会計士・鷹守幽だ。  少年のようなあどけなさをたたえているが、師匠のボディガードを兼務する手練れの暗殺者である。  もちろんというか、アルトラ使いだ。

第73話 真相

「ん……」  ウツロが目を覚ますと、そこはいまとなっては見慣れた、洋館アパート「さくら館…

朽木桜斎
2年前

第72話 処遇

 倉庫の中へ数名の黒服たちが入ってきて、意識を失った星川皐月、ならびに刀子朱利と氷潟夕真…

朽木桜斎
2年前
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第71話 ウツロ VS 星川皐月

「推して参ります、伯母さま……!」 「ウツロ、この毒虫が! かかってこいやあああああっ!…

朽木桜斎
2年前
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第70話 血

「似嵐ウツロ、復活――!」  毒虫の戦士はこのように、高らかに復活を宣言した。  そして…

朽木桜斎
2年前
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第69話 マディ・ウォー

「アルトラ、マディ・ウォー」  ウツロと万城目日和の垂れ流した大量の血が、赤い兵隊と化し…

朽木桜斎
2年前
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第68話 甍田美吉良

「美吉良あああああっ……!」  星川皐月の顔面がマグマのようにゆがんだ。  出現した中年…

朽木桜斎
2年前

第67話 帰ってきた招かれざる客

「イージスっ……!」  ウツロの体が、緑色の光に包まれた。 「は……?」  大刀をはじき返された星川皐月は、声のした後ろをひょっこりと振り返った。  真田虎太郎。  バリアを張るアルトラを使ったのだ。 「虎太郎くん、いけない……! 逃げるんだ……!」  ウツロは刀にすがりながら、必死になって叫んだ。  しかし少年は、実に凛然としている。 「ウツロさん! GPSアプリの動きからこの状況を知り、ここまでやってきたのです! もうすぐ湊さんたちが、特生対のメンバーを