2020/9/6〜9/12 日記（放心編）

9/6 日
今日は台風。酷い荒れ模様になると言われている。なんとも言えない。もうダラダラするしかない。
ソロで新しい曲を出すのを一旦やめると決めて気分が楽になった。俺はかなり生き急ぎ過ぎている。一旦休もう。本当に出したくなった時に出すべきだ。曲を作ることを単なる義務にしてはならない。少なくとも今週は休憩を取りたい。いくらなんでもアウトプットし過ぎている。
自分が出した曲で「Morning Tears」という曲がある。あの曲でもう、言いたいことを全部言い切れた実感はあった。しかしまだ作っているのは更に先の風景が見たいからだ。
だが、「Morning Tears」自体はあまり聴かれていないと思う。悔しい。届かなかった、これでもダメだったということか。再掲したら誰か聴いてくれるだろうか？と思いツイッターに再掲した。毎日ツイートするのは嫌だと思っていたが、これからはちゃんとしようかなー。

9/7 月
台風は過ぎ去っていった。結局停電も断水もなし。
午前中から動画編集。苦戦。あとは出すだけのところまで持っていけた。出すべき時に出す。
午後はボーカル録り。なんだかんだ言いながら色々やってはいるな。

虚無的な気分がまとわりつく。自分が人間で無い、もっと変な生き物のように思えてしょうがない。

夜、鬱が降って来て硬直。スピーカーからはジミヘンが流れていた。

もし、世の中の全てが、糧になるかならないか、ためになるかならないかで選別されるようになっても、自分だけは無茶苦茶でもいいからやりたいことだけ好き勝手にやってやろう、と思った。

9/8 火
今日は朝から憂鬱だ。カウンセリングの日だからである。カウンセリングの時間は自分と向き合う時間だ。答えの出ない問いを反芻する時間だ。外に出ないといけないのもきつい。人の目が怖くて街を歩けなくなって二ヶ月経つ。どうしてもあらゆる場所から監視されている気がする。自分だけが不自然に思える。世界に対する違和感で頭が爆発しそうだ。

帰宅。
カウンセリングでの話をメモ。
①事実をエピソードとして捉える→
　それをどう考えるかによって気持ち
　を変える→
　ポジティブな考え方にして鬱を治す
鬱の時はネガティブに考える癖が頭の中で出来上がっているので、ポジティブに考える癖をつける＝認知行動療法

②ネガティブに考えてしまうのは鬱の症状だと自覚する
例えば、
・予期不安（起こってもいないことまで心配する）
・完璧主義
・過大評価（小さなことを大きく捉えてしまう）
これらは考え方の癖であると自覚する

以上。うまくいったカウンセリングだったと思う。

9/9 水
午前は動画編集、CDをリッピングなどする。
フェルト聴きながら鬱で硬直。起き上がれず砂を噛む思い。

街には出てないが気温の変化は感じる。だんだん涼しくなって来ている。冬がやって来るのか。何事もなく様々な事象が安定すればいいのだが。

夕方からまぶたがピクピクしておかしくなりそうだ。なんとも眠れない。藁にもすがる思いで、もやしもんのぬいぐるみを抱いて寝たらやっと落ち着いた。そのまま就寝。

ユースオブアメリカ

9/10 木
朝から調子悪い。頭が重く、身体に強い倦怠感。無理矢理起き出してエレキ弾いても余計調子悪い。何に対して疲れてるのか分からないがとにかく疲れていて、腐っている。ダメだ。

ニューオーダー「サブスタンス」がサブスクに入って来て嬉しい。

独立国家を作ろうと決めたが、既に実践している人がいたのでやめた。他人がやってることに続いてもつまらん。

神経の昂りにはぬいぐるみを抱くのが効くようなので、より仲間を増やそうとネットでぬいぐるみを物色。ミッフィーのぬいぐるみが良さそうだ。この歳になって真面目にぬいぐるみについて考えるようになるとは思わなかったが、まあなるようにしかならない。

個人的にインスタグラム公開。やれることは全部やらねばならない。
filicaのツイッターアカウント、インスタアカウントも完成した。出さんことには始まらん。とにかく何かを世に出そう。

9/11 金
鬱で朝食が不味い。それでも腹に詰め込むと、鬱が大量に押し寄せた。
なんとか起き上がってストラトキャスターの弦を張り替える。疲れた。

昼から「Paranoiac Scale」「Square Delight」「shooter / melody」をリマスター。GarageBandに残存するデータをLogic Pro Xに入れてOzone 9 Elementsでマスタリング。EQ等も部分部分で調整。元より良い音になっていると思う。これをYouTubeに整理してアップする。

夕方、いおりさんとの新曲「道」アップ。
夜、filica「flummox」アップ。
早めに寝る。

9/12 土
先週色々腹立てたり焦ったりしていた反動か、なんか土塊みたいに放心する。作品を出した後はいつもこうだ。ボーッとして、なんか悲しくなる。溜め込んでいるものをアウトプットしても悲しくなるのだから、精神的な逃げ場など無いように思える。
自分の人生が途方も無い徒労のように思えて来る。だからといって死んでやろうとは思わない。他人に比べれば自分は全然苦しんでいないし、どうしようもない情けなさや、深刻な罪悪感があるけど、生きたいとは思う。例えば、今日も親に金を少し貰った。こんな風に、どれだけ恥ずかしく情けなくても、自分の病をありのまま受け入れて生きていくしかない気はする。
言葉にすればありきたりだけれど、どう足掻いても失敗したり病気になったりするのなら、やりたいことだけやって、後は恥ずかしく情けなくても、あらゆる責任をぶん投げてもいいのかもしれない。そして、俺にしか見えないものや、俺にしか言えない言葉を探す旅に出ればいいのだろう。

夕方、ストラトキャスターの弦張り替えの続きをする。

眠れるかどうか毎晩不安だが、結局は毎晩眠っている。眠れなくなったら大変だと思う。まだ俺は健康だ。じゃあ働いた方がいいのか。働いたらまた鬱になるだろう。それでも働いたらいいのか。今死んでも死に切れない。でも金を稼ぐ、自力で飯を食うことが出来ていない。ごちゃごちゃ悩んでる間に動くしかないのだが、さらに鬱になるのは絶対嫌だ。何も頑張らず、何も産めず、泣き言や怒りばかりネットに書いて晒していくような大人になってしまった。罪悪感で狂いそうだ。（何か頑張る必要なんかないし、何か産む必要も無いのは言われずとも分かる。）

来週に続きます。