徳力基彦『「普通」の人のためのSNSの教科書』朝日新聞出版
コピーロボットがほしい。幼少の頃、何度思ったことか。コピーロボットとは、藤子・F・不二雄さんのパーマンにでてくるひみつ道具だ。
「鼻のボタンをおすと、おした人とそっくりになる。顔かたちだけじゃなく、性質や能力までも。それをおいとけば、きみのいないあいだ、みがわりとして行動してくれる。帰ってからおでこをくっつけると、るすちゅうのできごとがちょくせつきみの脳に伝わる。」
これが、コピーロボットである。
筆者は、SNSの効用についてこう教えてくれる。
「実名による発信は、ネット