大野 貴史

マネー、企業財務、振興・中小企業、M&A、企業税務を中心にライターとして活動中…

大野 貴史

マネー、企業財務、振興・中小企業、M&A、企業税務を中心にライターとして活動中。税務・会計専門書の執筆、ビジネス書の執筆、税務書籍の校正業務、ブックライター、インタビューライターを手掛ける。

最近の記事

徳力基彦『「普通」の人のためのSNSの教科書』朝日新聞出版

コピーロボットがほしい。幼少の頃、何度思ったことか。コピーロボットとは、藤子・F・不二雄さんのパーマンにでてくるひみつ道具だ。 「鼻のボタンをおすと、おした人とそっくりになる。顔かたちだけじゃなく、性質や能力までも。それをおいとけば、きみのいないあいだ、みがわりとして行動してくれる。帰ってからおでこをくっつけると、るすちゅうのできごとがちょくせつきみの脳に伝わる。」 これが、コピーロボットである。 筆者は、SNSの効用についてこう教えてくれる。 「実名による発信は、ネット

    • 神戸正博『うまく相談できない自分」にサヨナラする本』(神戸正博)イーストプレス

      最後に第三者に相談をしたのは、いつだっただろう。かれこれ長い間、第三者に相談をしたことがないかもしれない。相談しないからといって悩みがないわけではない。悩みがあったとしても、愚痴や恨みの酒で時を費やして、ストレスを発散しているだけで、根本的な解決には至っていない。 本書は、自分に向き合い、きちんと第三者に相談するために、「うまく相談できない自分」を改善しようというものである。その手順について、に、かつ、詳細に教えてくれる。 まずは、悩みの見える化。見える化にあたっては、悩

      • 秋竹朋子『年収の9割は声で決まる!』清談社

        理論家が理路整然と論理的に道理を議論。 これは、いい声になるためのトレーニングのひとつ。といっても、ロジカルになることがいい声になるというわけではない。いい声にするポイントは「呼吸」と「活舌」と「発声」の3つ。実は、冒頭のフレーズは、「活舌」のトレーニング。「ダ行」と「ラ行」は、活舌が悪いと舌足らずで不明瞭になりがちだという。「ラ行」に強くなるトレーニングフレーズが冒頭のものというわけだ。 著者の秋竹朋子さんは、東京音大ピアノ演奏家、聖徳大学大学院音楽文化研究科卒業の音楽

        •  高木芳徳『トリーズ(TRIZ)の発明原理 あらゆる問題解決に使える[科学的]思考』ディスカヴァー・トゥエンティーワン

           TRIZ(トリーズ)は、初耳であった。ロシアの特許審査官によってつくられたものだという。特許審査官は、特許を見ているうちに、分野が違っていても問題解決の手法には共通要素があるのではないかと気づき、「発明のコツ」を抽出し、発明の共通要素を法則化することに成功した。それが、TRIZの「40の発明原理」。  あちらを立てればこちらが立たずという矛盾する悩みのタネがある。特許審査官は、「特許で解決しようとしている問題」、つまり、そもそも悩みのタネも抽象化した。2つの特性パラメータ

        徳力基彦『「普通」の人のためのSNSの教科書』朝日新聞出版

        • 神戸正博『うまく相談できない自分」にサヨナラする本』(神戸正博)イーストプレス

        • 秋竹朋子『年収の9割は声で決まる!』清談社

        •  高木芳徳『トリーズ(TRIZ)の発明原理 あらゆる問題解決に使える[科学的]思考』ディスカヴァー・トゥエンティーワン