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体力と罪悪感のバランス

たまには夫の話を。

夫は、専門学校で知り合った同級生だ。
当時、細マッチョって言葉がピッタリだった。
小柄なのになんかムキムキしてた。

聞けば高校時代に筋トレにハマり、ハマりすぎて腰を痛めてそこからは特に何もしてないらしい。

それから20年経つけれど、タニタ体組成計によれば、体内年齢は32歳なんだって。

ちなみに、そのタニタさんは、私の体内年齢を49歳と表示している。

ちょっと待ってって。
今、45歳同士の夫婦なんだってば。

体内年齢で言えば、彼は私のひとまわり以上年下夫になるじゃないの。

まぁ確かに、彼は体力があるので大層タフだ。

昔から、結構神経使うけど体育会系のノリもある仕事をして、土日は息子のクラブチームに行ってたし、休みの日はぐうたらできないタチで、どこかに出かけたりする。それもアスレチックとかに。

でも、私は、年相応なのである。
いや、ていうかタニタは4歳プラスって言ってくる。
だから、私と彼のエネルギー量は、全く合わないのだ。


これに気づいたのが、実は最近のことである。
家業を継ぐために、お互いの仕事を手放して実家に帰ってきて。
そして、一緒に仕事をするようになって初めてわかった。
この人は全然休まない、ってことが。

ここ1年、私が夫と同じようなペースとスケジュールで仕事に取り組んでいたら、もう限界が来てしまって何度か爆発した。
ねぇ、ちょっと休もうよ。
ていうか、休ませてよ。
リフレッシュさせてくれよ、月に1日も休んでないよ?

そこには更年期世代のホルモンの影響も多分にあるって、これもあとで気がついたのだけど、とにかく私と夫とは疲れ方が違う。

この一年、私は帯状疱疹になっちゃったり、関節炎になったり、そしてたった今は膀胱炎で寝込んでいる。

でもやるべきことがあるのに、夫だけ働いていて私は休んでいる、という状況に、私は甘んじることができなくて、罪悪感を発動させてしまう。

堂々とひとりで休めない。夫は働いているのに悪いな。和私、体力なくてダメ人間だな。って。

この、罪悪感というやつ。
これが一番厄介だ。

私の体調不良の原因は、いつだって体力と罪悪感とのバランスを崩すことだと思う。

本当に厄介。

もうちょっと上手く付き合わないと、持たないよなぁ。


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