大西かおり

東海エリア在住/45才/長男の嫁/自営業妻/雑記、雑感

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  • 京都 テレワークスポット

    京都でのテレワークの記録。 なるべく安価で観光客が少ないところを開拓したいと思っています。

  • 西陽のさす部屋

  • 京都のランチ

    ランチ@京都のオススメをまとめます。

  • 読書の記録

    読書感想文。 好きな作家:高田郁、宮部みゆき、山田詠美 そのほか仏教系、社会学系、NPO系の本も登場します。

最近の記事

体力と罪悪感のバランス

たまには夫の話を。 夫は、専門学校で知り合った同級生だ。 当時、細マッチョって言葉がピッタリだった。 小柄なのになんかムキムキしてた。 聞けば高校時代に筋トレにハマり、ハマりすぎて腰を痛めてそこからは特に何もしてないらしい。 それから20年経つけれど、タニタ体組成計によれば、体内年齢は32歳なんだって。 ちなみに、そのタニタさんは、私の体内年齢を49歳と表示している。 ちょっと待ってって。 今、45歳同士の夫婦なんだってば。 体内年齢で言えば、彼は私のひとまわり以

    • すでにオンライン事務職なのかも?

      現在の私は、引っ越し前に働いていた会社の仕事を今も続けている。 一つは自分が立ち上げた会社の仕事。 実務に加えて、事務作業や行政とのやりとりなどをしているけれど、それぞれにスタッフがいてLINEなどをつかってコミュニケーションをとり、うまく回してくれている。 なので私は、月に一度会社に行ってみんなの顔を見て、打ち合わせをすれば済むようになっている。 もう一つは、他の会社の事務局の実務。 こちらはもともとが事務所を持たないオンラインコミュニティの会社なので、全ての業務がクラ

      • もうすぐ、再度の引っ越し。

        去年引っ越ししてきた私たちだけど、もうすぐまた引っ越しする。 次の引越し先は、敷地内の本宅である。 いま、本宅に住んでいる両親が、私たちが住んでいる別宅に移動するという、いわばトレード引越だ。 本宅は。昭和初期の木造建築と、昭和終盤の軽量鉄骨のミックス住宅だ。混構造というらしい。 昭和終盤、軽量鉄骨のキッチンを建てた時、木造の部分と接合してある。 実はそれが、現在ではネックとなってしまっている。 法律が変わって、そういう混構造の建物は非常に手続きが難しくて、簡単にはリノ

        • 「お前の字はわかる」ー光る君へよりー

          2024年大河ドラマ「光る君へ」に、ドはまり中である。 子どものころ、母が買ってくれた唯一の漫画が『あさきゆめみし』だった。 何度も何度も読んで、セリフをそらんじることができるくらい読んで、私もあんな恋がしたいと憧れちゃったりして・・・ いやまぁ、大人になるにつれ、光源氏のようなオトコに関わるとマズイとわかってくるのだけれども。 そんなこんなで、私の恋愛観に大きな影響を与えたと思う源氏物語のモチーフが、大河ドラマの随所に見られて、そのたびに本当に胸を熱くしているわけだ。

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        記事

          「スジがよろしい」

          6年くらい受け続けている研修がある。 今年、それに再チャレンジして、一段階難しい研修を受けている。 解釈学を基にした研修だ。 そこで、講師に言われた。 「あなたはスジがよろしいな」 ああ。はい。いや、ありがとうございます。 尊敬する先生に誉めてもらったのは大層嬉しい。ほんとうに。 どうやら、私が発する質問や感想は、その日先生が説明しようとしていたテーマをずばりと言い当てるものであったり、講義を次に進めるポイントを述べたりしているようである。 授業の構造を理解している、と

          「スジがよろしい」

          15年後の私へ

          15年後の私へ、手紙を書いてみようと思う。 15年後、私は目標を達成しているだろうか。 それは、昭和初期に建てられた実家のリノベーション。 それは、地域資源として機能する新事業の展開。 それは、今よりも自由な暮らし方。 それは、子どもたちが自分の意志で選んだ人生。 それから、人生の一大事をいくつか経験しているだろうか。 それは、私たち夫婦双方の、親の死や介護だったり 子どもたちの結婚や出産だったり、 自分たちの病気だったり、永遠の別れだったり、 30年のうちに起こるとい

          15年後の私へ

          9割のところで相談する。

          台風一過。 まるで秘湯巡りのような迷走を続けた台風10号サンサンは、うちのエリアには被害をもたらさず通り過ぎて行った。 去年、台風の翌日、やれやれと朝食を食べて朝ドラを見て…と普段通りに過ごしていたら、台風以上の猛烈な勢いで叱られた。 「台風の翌日は、早朝から掃除するのが当然!なんでお前らは悠長に過ごしているんだ!!」って。 (…それは申し訳ないですが、初めてなんだからそれならそうと教えてくれても……)という言葉は飲み込んで、慌てて雑巾がけやら草木の手入れやらに励んだの

          9割のところで相談する。

          意識は、ひとつにしか向けられない。厳密には。

          もう少し若い頃は、マルチタスクはまぁまぁ得意だったのだが、年とともにだんだん衰えてきているのを感じる。 やりかけの仕事が週末を超えてしまったときとか、メールの返事待ちの仕事とか、いったん手を離れざるを得なかった場合、次に手を付けたときに思い出すのに相当時間がかかるようになった。 ひとは、同時にふたつ以上のことはできない。と、ある哲学者が言ったそうだが、本当にそうだ。 厳密には、ひとの意識はひとつにしか向けられない。 マルチタスクとは、その意識を上手に行ったり来たりしながら

          意識は、ひとつにしか向けられない。厳密には。

          自営業の長男の嫁の愚痴

          夫が義父に、やたらダメ出しされたらしい。 私のことも。 引きこもってPC仕事してるのはダメって。 もっと自覚を持ってこの家業の嫁らしくしろって。 ・・・は? いやいや。 外に出て働くことはダメ 自分の紹介したグループを助けるのはいいけど誘われても行ったらダメ よその仕事を引き受けるのもダメ 家にいろ 草むしりをしろ データは全部デジタル化しろ 鳴らない電話の前に座って電話番しろ 古いものに我慢をしろ でも新しいことやらないと生き残れないから考えろ お前らの好きにしろ

          自営業の長男の嫁の愚痴

          ひと月の間に2回も車をぶつけた、その理由。

          凹んでいる。 流石に、凹んでいる。 自営業の公用車と、夫の車のそれぞれを、ぶつけた。 ぶつけた対象はコンクリート塀とか標識とかで、相手に当然怪我などないし、私にもない。 怪我がなくてよかったね、と言ってくれる心優しき人たちには、本当に心がほぐれる。 ほんとありがとう。 しかし、修理代の合計、13万円・・・ うぅぅぅ。 私がこんなにポンコツな理由。 それ、痛いほどわかっている。 注意力散漫なのだ。 で、なぜ注意力散漫なのかもわかっている。 考え事をしているからだ。

          ひと月の間に2回も車をぶつけた、その理由。

          45歳の超絶味方かも。

          こんばんは。 今日もお疲れ様です。 私、昔から生理不順だったんです。 不妊治療もして歳の差の2人の子どもに恵まれましたが、そりゃなかなかに辛い時代でした。 一番は、生理周期が短いこと。 20日くらいで生理が来ちゃうんです。 いわゆる無排卵月経というやつです。 そこで、39歳のときから低容量ピルを飲み始めました。 ところが、低容量ピルは45歳までしか飲めないのですよね。 引っ越ししてかかりつけの婦人科がなくなったこともあり、1年間断薬していました。 けれど、その1年間

          45歳の超絶味方かも。

          「ひとは、無意味を感じると疲れるのです」

          タイトルの言葉は、私の先生が私に言ったこと。 「あそう、大西さん疲れてんの?あのね」と、先生はちょっと溜めてからゆっくり言った。 「ひとは、無意味を感じると疲れるのですよ。あなたは、今、無意味、虚無を感じているんですね」 ぐうの音も出なかった。 いや、うぅぅぅぅってうなったかもしれない。 ほんと、その通りだわ。 やりたいことを一生懸命やっているとき、身体は疲れるかもしれないけれど、それをカバーして余りあるほど、心は元気だ。 でも、やりたいことができないとか、やりたいこ

          「ひとは、無意味を感じると疲れるのです」

          お疲れ私、45歳

          美智子様が、「今までできていたことは授かり物。できなくなったことはお返ししたこと」というような趣旨のことをおっしゃったそうだ。 ああそうか、と思った。 40歳を過ぎて、急に体力・気力が落ちた。 特に夏。 16時を過ぎると仕事ができない。当然家事もできない。 夫も子どももいるけど、晩御飯を作るのが無理で、もうなんにもせずに寝転んでいたい。 それからコロナ禍が来た。 1月に子どもたちが罹り、大人は無事だと思ったら3月にガタン、と落ちた。 何をするのもだるくて辛くて体も頭も動

          お疲れ私、45歳

          モラ夫の処し方

          10年来の友人と会った。 遠方から尋ねて来てくれて、本当にうれしかった。これがまた、女一人旅というので羨ましく思った。 彼女の二人の娘たちは大学生と高校生になり、部活もないのですっかり手が離れたのだそうだ。本当に羨ましい。 で、カンパーイ!とやってしばらく近況を話していたが、彼女は何か語りたそうである。 そりゃそうだよね、わざわざこんな田舎まで、喋りたいこと、聴いてほしいことがあるから来たんだよね。 「…昔から知ってると思うけどさ、ダンナがさ」と始まった。 私は姿勢を直

          モラ夫の処し方

          それは回復の兆しなのか

          なんだかずいぶん、書けなくなっていた。 何か綴ろうと思ったら、愚痴しか出てこなかったからだ。 もうすぐ、引っ越して、1年が経つ。 子どもたちが新しい生活に慣れてくれたのは本当に良かった。 まずはそれが大事。 家族の日々の暮らしも、忙しいながらも穏やかに過ぎている。 親から継いだ家業はまだまだわからないことも多いけど、まぁまぁそつなくこなしていると思う。 それから嫁業も、距離感を保ちながら波風立てずにやれていると思う。 だけど、多分私は、「私」がわからなくなっている。

          それは回復の兆しなのか

          思ってたってできないときが、あるんだ

          先日、10年来の仕事の関係者と会って、そのあと25年来の友人と会った。 前者のひとたちも、後者の友人も、今の私の暮らしぶりを聴いて、いろんな反応をしてくれたのだが、なんだかもやもやしたのである。 まずは、一次会。 小さなシンポジウムが終わり、東京駅近辺の雑踏の中、私の小さなスーツケースがやっと通るほどの階段を3階まで登り、ひしめき合って座ったころにはくたくたで、みんな、生ビールが恋しくてしょうがないという体だ。 彼らは、私の暮らしぶりをFacebookでしか知らない。私

          思ってたってできないときが、あるんだ