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大人の学びを楽しむ

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退職してできた時間で「大人のまなび」をやっています。好奇心の赴くままに出かけ、社会とつながることも楽しい。わたし目線でレポートします。
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#大人の学び

大阪・関西万博への見方が少し肯定的になった話 <後編その2>

<前編>での概要、<後編その1>での事例1につづき、<後編その2>では事例2の内容について紹介と私の感想をお伝えします。 これまでの記事はこちら↓から ◉事例2)「いのち」を大切にする社会を目指して―「いのち会議」と「いのち宣言」 発表者は、:堂目卓生(どうめ たくお) 大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ(SSI)長です。 大阪大学 SSIってご存知でしたか? 私は初めて聞いたので調べてみました。 ↓ 公式ページの説明です。 要は、社会課題の解決をめざすこと

地域活動を学ぶ連続講座@吹田 第5回「つながりを深めるコミュニケーション!」

◾️今回の概要 大阪府吹田市立市民公益活動センター愛称「ラコルタ」が開講している連続講座『eNカレッジすいた』の第5回(10月25日)に参加してきました。 今回のテーマは、「つながりを深めるコミュニケーション!」。 ホリスティック教育実践研究所 所長他をなさっている金 香百合(きむ・かゆり)さんが、 ・運営されている居場所「eトコ」の紹介 ・良いコミュニケーションのための「対話力」演習 をしてくださいました。 「すごい方に出会った!」というのが私の全体的な感想でした。

アイヌを知るため二風谷とウポポイへ ③ウポポイ編 | 大人の学び

2024年10月中旬、日本の少数民族アイヌについて深めるため、北海道の平取町にある二風谷と白老町にあるウポポイに行ってきました。 ①概要編はこちら↓ ②二風谷編はこちら↓ この記事では、ウポポイで見聞きしたこと、感じたことをお話しします。 ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして平成6年に整備の基本方針が閣議決定され、令和2年に開館した施設です。博物館として資料を展示するだけではなく、伝統芸能を披露したり、近い距離で民話を

地域活動を学ぶ連続講座@吹田 第2回「今、居場所が必要なワケ」

◾️今回の概要 大阪府吹田市立市民公益活動センター愛称「ラコルタ」が開講している連続講座『eNカレッジすいた』の第2回(9月21日)に参加してきました。 今回のテーマは、「今、居場所が必要なワケ」。 コミュニティ・サポートセンター神戸(CS神戸)事務局長の飛田敦子さんが、 ・居場所が必要となっている現代の社会状況 ・居場所づくりの事例 ・居場所を作る上での留意点 を説明してくださいました。 データや具体例を豊富に挙げていただいたので内容濃く納得感の伴う勉強ができました

講演会「絵語りポトゥアの歌世界」@国立民族学博物館 | 大人の学び

2024年10月5日(土)、第553回友の会講演会「絵語りポトゥアの歌世界」に行ってきました。 みんぱく創設50周年記念特別展「吟遊詩人の世界」関連の内容で、 講師は、岡田 恵美 国立民族学博物館 准教授です。 講演後には、特別展の会場に移動して先生が担当された展示について説明していただきました。 講義の概要は、 …というものでした。 上の要約から省かれた点を補足すると、 ・調査対象としたノヤ(Naya)村は、インド東部バングラデシュとの国境に近い位置にある。 ・

地域活動を学ぶ連続講座@吹田 第3回「居場所づくりの現場を見てみよう」

◾️今回の概要 大阪府吹田市立市民公益活動センター愛称「ラコルタ」が開講している連続講座『eNカレッジすいた』の第3回に参加してきました。 今回のテーマは、「居場所づくりの現場を見てみよう」。 次の3つの見学先を準備してくださり、1つを選んで参加する形式でした。 ・千里ヒトハコラボ(豊中市新千里南町・みんなでつくる図書館"みんとしょ”) ・ハッピー食堂あいのわ(吹田市内本町・3世代交流食堂) ・南正雀まるっと。(吹田市南正雀・世代間の交流ができるサロン) 私は《千里ヒ

吹田くるくる環境スクール 第4回エコクッキングを実習で学ぶ@大阪ガスHAGミュージアム に参加してきました

6月から地元吹田市の《くるくる環境スクール》を受講しています。 ◾️第4回は9月14日、テーマは「エコクッキング」。 会場は、京セラドーム大阪の隣にある大阪ガスHAGミュージアム4階にある調理室。 エコ・クッキング(東京ガスの登録商標)について 講義→実習→試食→振り返り と進むプログラムでした。 食事に関して、消費者が直接関わる部分でエコをしっかりやろう、ということでした。1家庭でできることは小さいけれど、参加者が多くなれば大きな力になることは想像できます。 ◾️

地域活動を学ぶ連続講座@吹田 テーマは、居場所づくり ①オリエンテーション | 大人の学び

◾️eNカレッジすいた とは? 大阪府吹田市立市民公益活動センター:愛称「ラコルタ」が、この講座、『eNカレッジすいた』を開講しています。 『eNカレッジすいた』は、このうち、 ②の、社会に役立つことを始めようとする市民を増やすこと ④の、市民公益活動を支援できる人材の育成 を目的として開かれていると考えられる全6回の連続講座です。 今年度は第9期、9年目ということです。 ◾️なぜこの講座に参加? 私は、今年の3月に退職し、「家庭のほかにも居場所があればなぁ」と感じ

講演会「台湾客家と日本―20世紀前半を中心に」 | 大人の学び

2024年9月7日(土)、国立民族学博物館 第552回友の会講演会「台湾客家と日本―20世紀前半を中心に」+企画展示見学会に行ってきました。 みんぱく創設50周年記念企画展 「客家と日本―華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」の関連企画で、 初日に行われた座談会↓に続いて行われました。 先日の座談会は、企画展の展示に協力された方々(source communityというらしいです)を招いて直接お話を伺う、というものでした。 今回の講演会は、企画展を企画された研究

「100年後、今よりもっといい海に」光斎翔貴 立命館グローバル・イノベーション研究機構 准教授 @立命館大学オンライン講義 | 大人の学び

立命館大学のオンライン講義「学びのプラットフォームMIRAI」。 会員登録するだけで誰でも受講でき、無料のものも提供されています。 今回受講したのは、 【かもしれない未来 20XX年】眠る資源を覚醒させる(全5回)の 第4回「100年後、今よりもっといい海に」。 とても示唆に富む内容でした。 ひとことで言うと、 ブルーカーボンのために 未利用魚を使ったドッグフードの生産・販売をする ソーシャルビジネス の話です。 ◼️講師は、光斎翔貴 立命館グローバル・イノベーション研

座談会「日本の客家、企画展を語る」@国立民族学博物館 | 大人の学び

2024年9月5日(木)、みんぱく創設50周年記念企画展「客家と日本――華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」関連 座談会「日本の客家、企画展を語る」に行ってきました。 客家(「はっか」と読みます)とは… そして、 …というのが、この企画展の趣旨です。 そしてその企画展の 初日に行われたのが表題の座談会です。 企画展の展示に協力された方々(source communityというらしいです)を招いて直接お話を伺う、という趣旨で開催されました。 日本にやってきて

ITパスポート試験勉強ノート No.2 経営・組織論(1)企業活動と経営資源 | 大人の学び

ITパスポート という国家試験があります。 参考書を書店で見てみると、いわゆるIT関係の技術的な内容だけでなく、経営についてや著作権についての内容も含まれています。両方ともに関心があるので勉強してみることにしました。 「試験勉強ノート」を作るつもりで、自分が新たに知ったことを書き留めていきます。 有言実行となるよう、自分を自分で後押しするためのものではあるのですが、「それって何?」「これから受けてみようかな?」という方には、多少参考になるかもしれません。よろしければお付

雪の結晶とその研究者について知る 《石川県加賀市・雪の科学館》 | おとなの社会見学

北陸・石川県加賀市・片山津にある雪の科学館に行ってきました。 夏の家族旅行、今年は、越前海岸と白山の景色を見たいという私の希望が通り、温泉もある片山津に行くこととなりました。周辺のリサーチをする中で、理学部出身の長男が見つけたのが、この「中谷宇吉郎 雪の科学館」です。 片山津温泉は、柴山潟という潟(砂州または沿岸州によって海と切り離されてできた湖や沼。狭い水路で海に通ずるものもある。)の畔にある温泉街で、この博物館も湖畔にあります。 入館料は大人560円(高校生以下は無

「アイヌ文化 伝統と現在」本田優子札幌大学 教授 @立命館大学オンライン講義 | 大人の学び

質の高い授業を無料で受講することができる物として、以前の文章では放送大学を利用していると書きました。 ありがたいもので、立命館大学もオンライン講義を一部無料で開講してくれています。それが、「学びのプラットフォームMIRAI」です。 最近受けてよかった授業が、「アイヌ文化 伝統と現在 ―世界観・芸能・物語・工芸・暮らし」。講師は、本田優子 札幌大学 地域共創学群教授でした。 そして、先生の著作も読みたいと思い、図書館で借りたのが、タイトル画像の本、 本田優子 著『二つ