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【恋バナ】Twitter擬人化男の情操教育失敗のちLINEブロックした話【暇つぶし】

 友達と集まったとき、結局やべーやつの話で大盛り上がりするし、インターネットで他人のやべー体験談を見聞きするのも楽しいですよね。
 ということで、今回は私が付き合っていたモラハラTwitter擬人化系男子と別れた後からSNSを全部ブロックするまでの話を、茶菓子がてら書いておきます。どうぞ暇つぶしにでもお使いください^^



前提 ―私は恋愛が下手

 私は自尊心周りの成長がこじれてしまって、恋愛がめちゃくちゃド下手です。周りが絶対止めるような男と「こんな私を好きだっていってくれるし」という理由で付き合ってしまいがちな典型的なダメ男ホイホイ。
 私にも色々問題あるのは承知済みですが、今回の件で本当に懲りた上に、留学(現在進行形)を通して自己理解も進んだので同じ轍はふまない所存です♡ 


付き合って別れるまで ―Twitterの擬人化、発覚

 留学出発二カ月前頃に、バイト先の先輩から告白されて付き合うことに。気が合うというよりは、自分とは全然違う性格だからこそ、一緒にいると新しい経験がたくさんできるの楽しいな~というくらいの考えで承諾。(してしまった。)
 ふたを開けてみれば、
「俺が不快になったんだからそっちが謝るべきだよね?」
「俺が言わなくても俺の気持ち察せるようになりなよ」
「そんなんならほかの女のところ行くよ、いいの?」
「俺はいいけど、俺の母親がそういうことする女の子嫌いなんだよね~」
エトセトラ。
 モラっ気もありマザコン気質の他責思考。性格の違いが面白いっつったって、そういうことじゃね~~~。

 二個年上の彼氏が留学中に応援して支えてくれるどころか、余計なストレスを定期的に大量に与えてくるなんて意味わからないな、と思いつつ、別れるという決断もできずうじうじしていた。

 そんな中決定的だったのは、社会的知性の低さだった。Twitterでしかみたことないような、ドン引きする思想を平気で口にするのだ。
「露出の多い服を着てる女って、襲われても文句言えないよね?」
「女は酒飲んでセックスして被害者面したら金稼げていいよな~」
「俺、○○人嫌いなんだよね、絶対友達にならないって決めてる。」
「おれは東大目指してた、こんな大学入りたくなかった。」

 性差別、人種差別、学歴厨のフルコンボだどん!!!!
 いちおう元カレは私にベタ惚れだったので、そんな彼女にすら平気でこんなことが言えるということは、マジで一切やばいと思ってないんだろうなとドン引き。ガチ人文社会学徒の私は、モラハラとかそんなことより、社会に害のある思想を私が許容していることになるのだという状態をプライドが許さず、勢いで別れることを決めました。


別れてから ―情け、それが過ちだった

 何時間もの通話の上、大揉めしながらなんとか別れた。留学中で超遠距離じゃなかったら、大変なことになってただろうなとちょっと冷や汗。
 「別れたくない、復縁したい」と言うその口で「お前は自分勝手だ、どうかしている」と私の人格を否定するその支離滅裂な行動に、本当に同じ日本社会で義務教育を受けた人間か?と心底驚いたものです。

 別れて一週間ほど経って、どうやら別れるというのが本当らしいと気づいた彼は、「俺が全部悪かった」「俺がおかしいのもわかってる」「改善できるように本気で努力する」などなど、相当堪えたようにみえるメッセージが時々送ってくるようになった。
 私はそれに、「あなたの今後のためにも、なるべく改善した方がいいよ」と優しく、成長できるよう寄り添ってしまった。ここが私の最大のミスである。

 私の家庭は、モラハラヒスお父さんが中心になって回ってきた。そんな幼少体験から「どんなにひどい人でも、自分と繋がっている縁がある以上見捨てずに向き合って助けてあげるのが美徳」みたいな呪いがある。
 この呪いのせいで、元カレという縁にも謎の同情の余地を見出してしまい、「反省しているなら改善できるように付き合ってやろう」という気持ちで連絡を取り続けていた。
 あとは、人文学徒としての「こんな思想の人間を世に解き放ってはいけない」という使命感と意地があったのも半分くらい。



情操教育、失敗 ―信じることは悲しいこと

 別れる際に、「もう電話はかけてこないでほしい」というお願いをした。
 私は父のヒスがややトラウマチックになっており、相手の理論がどんなにおかしくてめちゃくちゃだったとしても、「責められている」「怒られている」という状況に委縮し判断がマヒしてしまう。
 電話だとそういう状態になりやすいので、もうこれ以上相手に負けないようやり取りは文面が私にとってベターだった。元カレもすっかり堪えていて私のお願いや伝えたことは全て了承してくれたため、しばらくは確かにかけてこなかった。

 しかし、しばらくするとまるで約束なんてなかったようにしれっと電話をかけてくるようになった。自分の性格上、「電話を無視する」という行為のストレス値がえぐいので、電話に出てもしんどい、でなくてもしんどいという地獄絵図が完成。
 このあたりで、私が彼の「変われるよう努力する」とい言葉を鵜呑みにしたことを後悔するようになった。私のことを一番に考えると言いながら、平気で約束を破る。理由を聞けば、「だって声が聴きたいから」。結局自分のことばかりで、改心するという言葉の数々も「努力のできるオレ」という自己プロデュースでしかないんだと、全身の力が抜けるような感覚だった。



ついにブロック ―プリキュア的善行、やめます

 極めつけは、元カレの家に置いていた荷物について事務的なやりとりを電話でした際、突然YouTubeの動画が送られてきた。それは「彼女の意味が分からない言動」というようなあるある動画で、彼はその動画について「これ、付き合ってるときめっちゃ思ってたわ~」と言った。
 き、キモすぎ~~~~~!?別れた元カノに、「復縁したい」とか粘着しといて!?本人に向って悪口~~~~~~~~!?言動の理論が崩壊している、恐ろしい。
 ムッとした私がそのことを指摘すると、まさかの大逆ギレ!
 「俺は雑談もしちゃいけないわけ?」
 別れた彼女に付き合ってた時の不満を言うのが、雑談~~~~!?言語ゲームを共有していないというのはまさにこのこと。
 「言われたことは改善していきたい」としおらしかった態度はどこへやら、結局自分の言動の不整合さを指摘されるとキレるだけの数か月前と何も変わらない態度。

 ああ、もう社会への害とかこいつの今後の人生とかどうでもいいや!
 私がこんな思いしてまでプリキュアみたいに世直しする必要ないよね~と踏ん切りがつき、「ブロックします!」と宣言して、無事ブロック。その他SNSも巡回・ブロックし、私は心の平穏を手に入れたのでした。
 ちなみに彼の最後のメッセージは、「留学から帰国したら、迎えだけは行かせてほしい。連絡待ってます」でした。
 するわけね~~~~~~だろ!!!!お前は迎えにいきたいけど私は来てほしくない、ということが想像に及ばない、その自己中心的な考え方がだいきらいで~~~~~~~す!!!

 せっかく私のようないい女と奇跡的に付き合えたというのに大事にもできず、別れた後にも関わらず慈悲深い私からもらった今後のための千載一遇人格改良チャンスをふいにして。道徳が育っていないというのは、とても可哀想ですね。もうこんな奴は今後ずっと下り坂の人生を送っていけばいいです。これから関わるいろんな人にふんわり嫌われて生きていくことになるでしょうよ。


まとめ ―やべぇやつって山ほどいる

 世の中って、ほんと信じられないようなひとがいるものですよね。みなさん、友達であれ恋人であれ、人と関係を深める際は直感と信頼できる人間の意見を大切にしましょうね!

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