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絶対入れそうにないお風呂のお湯の温度でも、口からだったら飲める人間の体の不思議とブレーメンの音楽隊。

昨日はお買い物がてらお出かけして、ランチはチーズフォンデュハンバーグなるものを食べた。濃厚で美味しかった。2/3くらいまでは。
お口は美味しいと言っているのに、胸から下がもう無理っていう感じになって、そんなお年頃になったのねと。

鉄板みたいなお皿の上に、トロけたチーズフォンデュがふつふついってる状態で運ばれてきて、これは気をつけないと確実に上顎あたりをぺろっといくなあと思いながら、いつもより多めにフーフーして恐る恐る口に運んでいた。

いつも思うんだけど、口ってほんと凄いね。
だって、この温度のお風呂に入ったら確実にやられると思う。
42-3度超えるお風呂って「あっちっ」ってなる。

昔どこかの温泉に行った時、何やら温度がむっちゃ高い(何度だったかちょっと忘れちゃった)お風呂に入ったことあるけど、とりあえず先にお湯の感じを確かめるために足の先っちょで触ってみたら、足の指が引きちぎれるかと思った瞬間「ぅあっちっ!」っとお風呂場に響き渡るような声をあげて、その時点で断念しようとした。

でも、それを見ていたその温度のお湯に笑顔で浸かってる親切な年配の女性から「ゆーっくり、ちょっとづつ入ると、慣れて入れるよぉ、入ったら気持ちいいから」とお声がけされて、引くに引けず頑張った記憶が蘇る。
それにしたってこのチーズフォンデュソースには及ぶまい。

あのお湯に笑顔で浸かってた女性も、このチーズフォンデュふつふつ風呂だったら多分無理。いや確実に無理。

だからさ、何が言いたいかっていうと、口って凄いって事。
コーヒーとか紅茶とか飲めるんだもの。
それ、足にこぼしたら大変じゃん?
不思議だ。おんなじ人間の部分なのにね。
だったら、全身の皮膚が口みたいな対温性を持ってたら便利なんじゃ?
寒さも暑さも口と同じ感じにしか感じないの。

それで暑い季節も寒い季節も、全然平気。みたいな事にはならないんだろうか。
その分、お正月とかに見る寒中水泳とか、寒そうな海に入って子供達が空手かなんかの練習?みたいなので「えい、やー」とかやるのも「よく頑張ったね」ってお父さんとお母さんに褒められないし、サウナなんて何の意味もないの。

そっか、だから体の皮膚はいい感じの温度感なんだろうね。
面白そうだけど、楽しみが減るっていうか・・・。
私は寒中水泳もサウナもどっちもしないから、別に関係ないから、ハワイ島に行った時、もっと溶岩に近づけたりもするかもだし、なんならクリオネと一緒に泳げるかも。ラッコとか。
そう考えると、それはそれで楽しそうって感じもするなあ。
今ある楽しみと、未だ経験のない楽しみ。どっちだ。

月曜日から呑気にくだらない妄想をしている。
だって、アクセルだってローで初っ端から踏み込むと、いろんなものが無駄になるし、乗ってる人も気持ち悪いでしょ。
私は好きだけど。

脱線したけど、チーズフォンデュハンバーグを恐る恐る食べながら、ふと目を上げるとかわいい置物が置いてあって「おっ、ブレーメンの音楽隊ね」と思って眺めていた。
動物がこんな風に重なってると、まずはそれが浮かんで来ない?

ブレーメンの音楽隊ではない。

「あれっ?ロバがいないじゃん。おまけに豚って?それに牛って?ちょっと待って3匹しか・・・。」
そこで気づいた。
これはこのレストランで食べれる動物たちなんじゃ・・・。

こっちが本物

なんてこった。わかってますよ、ありがたくいただきますですよ。
チーズフォンデュハンバーグ改めて感謝した。

それで思い出したんだけど「パール」っていう映画を見た時、パール(主人公の女子)が初っ端から飼ってるアヒルを串刺しにして、そのお亡くなりになったアヒルを、飼ってるのかどうかは定かではない裏の池にいる「お掃除食いしん坊ワニさん」にあげるシーンがある。

パールが納屋で夢見がちな時間を過ごしていると、アヒルが呑気に納屋の入り口に現れるんだけど、主人公のパールに対してのそのアヒルの佇まいが、きょとっとした顔しててなんか物言いたげに見えるんだよね。
(あれってCG?じゃなかったら助演女優(男優)賞ものだ)

やばいな、こいつ、今のタイミングでそんな顔してパールを見ると、パールの気に触りそうと思ってみてたら、案の定パールさん「ベイブ」じゃないんだからアヒルは何にも喋ってないのに、勝手にそういう「何みてんだよ」方向に持って行って、アヒルを串刺しにして殺しちゃう。

その殺すまでの時間の経過を見てて「うわー絶対やる!やめて!やめてあげてー」と思って見てたのに、お亡くなりになったアヒルさんを持って、裏の池に行き「お掃除食いしん坊ワニさん」にあげる時は、美味しそうな餌を持ってきてあげたんだね、お食べ。って気分になった。

あー私ったら、と、変な気分になったのと、この「似非ブレーメンの音楽隊」は同じ感触だ。

という事で、今週も、いろんな人やいろんな動物達やお野菜達、その他のありとあらゆる方々に感謝しながら過ごして行きたいと思います。

だから、めんどくさそうなお仕事も、ありがたく優しい気持ちで向き合って行こうと思います。偉いぞ。

ね。


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