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「好き」と「嫌い」を繰り返す

ライターと名乗りはじめて、約半年が過ぎた。

いまだにライターと名乗っていいのか不安になるが、半年前の私より今は明らかに成長していると思う。

でも先月は本当辛かった。

”文章書くの楽しい”と思っていたはずなのに、ふと書くのが嫌いになった。

やらねばならないと思うほど、体が動かない。

1記事終わらせるのに、何日もかかってしまうこともあった。

「私はライターに向いてないのでは」と、何度も頭によぎる。

闇雲に書き続ける時間が無性に辛い。

ところが年始明けた途端、スラスラ書けるようになっていた。書けるとやっぱり楽しいし、好きという感情が戻ってくる。

先月から15本程似たようなジャンルを書き続けているけど、脳みそが砂漠のようにカラカラになるのではと思うくらい文章が出てこなかった12月。

なのに今は、あと1記事でこのジャンルが終わってしまうのかと寂しい気持ちになっている。

昔、大学を卒業してから数年で、音楽の道で生きていくのをやめると決意した友人に、やめる理由を聞いたことがあった。

すると彼女は、

「好きを超えられなかったから。それ以外の感情を芽生えさせることが出来なかった。プロになるには、好きとか楽しいだけじゃ続けられないよね。」

そして彼女は数ヵ月後にマーケティングの会社に入社した。

今になって、彼女の言葉が理解できた気がする。

私は次から次へと文章がホイホイ出てくる人ではないし、1つ何かにつまずいたらすぐに「嫌だ」と言ってしまう人間だ。

でも嫌いはマイナスじゃない。

嫌いといった感情は続けるためのエネルギーになる。

むしろ私にとっては必要な感情なのかもしれない。

こうやってこれからもずっと、「好き」と「嫌い」を繰り返していく。

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