見出し画像

経済政策にニックネームはいらない

岸田首相が自民党総裁選に出馬しないということで大騒ぎだ。岸田首相と言えばアベノミクスに対抗して「新しい資本主義」を標榜していたが、一体全体どういう経済政策だったのかがよくわからないまま終了した格好だ。

アベノミクスというニックネームをつけて経済政策をやっているというイメージを植えつけることに安倍さんは成功したわけだが、これは実はちょっとずるい。なぜなら経済政策は、金融政策、財政政策、構造改革の3つしか元々ないわけで、当たり前のことに仰々しく名称をつけただけだからだ。

この戦術にニックネームをつけるというのは、かつてのサッカー日本代表がやっていた。ゾーンプレスとかフラット3がそれだ。しかし日本代表のレベルが上がることでこの動きは自然消滅した。当たり前の戦術を当たり前にとるレベルに達したのだ。

どうか新しい首相もニックネームをつけて経済政策やってる感を出すことは控えてほしい。金融政策、財政政策、構造改革は当たり前にやってほしいのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?