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池田晶子の哲学について

僕は池田晶子の哲学に傾倒していた。特に池田晶子のヘーゲル解釈ついて。

池田晶子はヘーゲルのことを「わかってしまった」と表現していた。そのヘーゲル解釈については研究者には不評を買っていて「あなたは間違っている」という長い手紙をもらったことはあるという。

池田晶子のヘーゲル解釈は「絶対精神」に関するものが特徴がある。「私」が何かを考える、その時その「考えるところのもの」は何か、それこそが実在するものであり、それは「絶対精神」であるというのだ。

後期ヴィトゲンシュタインを取り上げて、言語が成立するところのもの、それがヘーゲルの「絶対精神」であるとも置き換えられるという。

言葉と物という概念の捉え方があるが、客観的な物と言っても、その物を認識するという行程が入る。その認識は「絶対精神」であるとも言っていた。

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