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注のない物語調の本

佐藤優氏の神学の本を読んでいて興味深い意見があった。「〜の物語」という題名なのだが、わざと注をつけない本を書いたというのだ。

現代のアカデミズムでは注のない本は全く相手にされないという。しかし注がたくさんある学術書では紀要論文並みに一部の人にしか読まれない。あえて注のない物語調の本を書くことで一般にも広く読んでもらうことを意図したという。

本を書く目的はいろいろあるだろうが、あえて注をつけずにアカデミズムの論評を意図しない戦略を取るのもありだなあと思った。

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