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天皇が日本の最高権力者である

本を読んでいて、丸山真男やウォルフレンの議論を紹介して、"すなわち、目立った権力者がいないにもかかわらず、メンバーは所属する集団に強い拘束力を感じ、それに抵抗することが困難な状況が作り出される。その結果誰も望まない秩序が存続し、支配的な地位にある者も含め誰も自由だと感じてはいない奇妙な状態が出来上がっている。"というように記述しているのを見かけた。

しかし日本の権力構造は空白ではなく、天皇が最高権力者ではないのか?日本国憲法でも最初に天皇の権力を制限する構成になっており、何より昭和天皇の戦争責任を免除することで一層強まった天皇権力へのタブー感がある。天皇に政治権力があるにも関わらず、上記の引用のようにそれを触れることもできないタブー感があるのだ。

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