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創造的破壊の裏にあるもの

アメリカで廃れた白人たちがまたトランプを支持するだろうとニューヨークタイムズのコラムでクルーグマンが言っている。

技術革新はある種の仕事を失わせるがそれを補って余りある仕事を生み出してきた。経済学者たちはそれを創造的破壊と称賛する。しかしその直撃を受けて仕事を失う人々にとっては切実な問題だ。

創造的破壊は都市部の高学歴層に有利に働く。アメリカの農村部の白人たちは仕事を奪われる側だ。そんな人たちがトランプを支持するという。

実際にはメディケアや雇用保険などの社会保障で裕福な州から農村部の州へと所得移転している。しかし怒りはおさまらない。

怒りがおさまらないのは仕事を失くした貧しい農村部の白人たちが「尊厳」を奪われたからだとクルーグマンは言う。しかもクルーグマンでさえその対応策がわからないと言っている。

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