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失業や転職時に!自分探しにおすすめの本#3 あなたの人生が変わる奇跡の授業 著:比田井和孝 比田井美恵

私に思い出に残った授業があるかというと、全く思い出せない。今思うと、私も本気で聞いていなかったのかもしれないが、先生の方も本気で授業をしていなかったのではないかと思う。

こんな私でも一度、こんな授業を受けたら感動して泣くだろうなと思う。

この本を読み、一度でも学生時代にこのような授業を受けていたら、その後の人生の考え方が変わっていただろうなと思う。考え方に感動し何度も泣いてしまった。

これは長野県の「上田情報ビジネス専門学校」にて行われてきた「就活対策授業」ということ。

生き方を習ったことがあるだろうか

これはあくまで専門学校で教える授業の話。就活対策のノウハウを教える学校なのだが、就活対策のためだけではない、生きていくうえで必要なこと、生き方が書かれている。
自分が何気にやってきた「できている、やっている」と思っていることも、全然できていなかった、今読んで本当によかった。

ノウハウを教える学校なのに、そのノウハウだけではうまくいかないし、組織もうまくいかないということを1~4時間目という授業単位で教えてくれる。

私はきちんと実践することにした。まずは毎日顔を合わず、家族から。近所の人にも丁寧に挨拶をすること。

人と直接会うことが少なくなり、webを使った会議、テレビ電話で済む時代になってきたからこそ、挨拶は必須になるし、疎かになってはいけないところだと思った。挨拶から始まり、その顔がその時の印象になってしまうから。

失業中なので、web面接が始まってきたが、挨拶の仕方で「この人と働けるか?」と思われたら損なので、まずは自然にそして丁寧な挨拶を心がけたいと思う。

セールスであれば、自分の面談予定の人以外には挨拶しない人。玄関を入ってからその人以外とは挨拶をしない人がなんと多いか。
12年営業をしていて何百人と話をしてきたが、ただ一人だけ会社の先輩だった人はお客様の玄関前で一礼して入り、お客様の建物の人にはすべて挨拶をしていた。12年前の話だが今でも鮮明に覚えているということは、やはり誰もしていないことだから。心のあり方を大事にしている人、そんな人は時代がどう変化しても「やり方」を考えればいいだけなので、必要とされる人に変わりはないのだろうと思う。

人財となる

ちょうど転職活動中なので、「じんざい」と聞くと「人材」だと思ってしまう。ここでの「人材」とは、もし辞めても同じ技術や知識がある人で補える人ということ。あーなるほど。人材派遣などがごもっともだと思った。同じ技術や知識は代用がいくらでも効くという考え。だから人材の会社は人を回し続けたい。
自分が「人財」になれれば...。ここで「人財」とは財産となる人のこと。
資格を取らなければならない、知識をつけるために勉強をする、そしてありふれた「人材」になってしまう。
セールスであればそのように資格や知識がある「人材」となったからと言って売れるんですか?と思ってしまう。

相手も人間だから結局人間くさいところは捨てられないと思う。人間性があり、相手のことを考えられる人が「人財」となる。ごもっとも。
資格を取って、またさらに次の資格を取ることも仕事の中で必要かもしれないが、競合から仕事を取りに行くためには資格は必要なく、資格や知識などのノウハウだけではどうにもならない。

なんのための資格や知識か、人財とは別に考え、必要とされる人になりたいと考えさせられた。

自分のこころの在り方をきちんと考えられ、自分に足りないことをきちんと気づかせてくれた。

私が今転職活動をしているのは、お金のため?自分のため?自分の何のため?それだけではないことをきちんと考えさせられる実話に感動し涙が出た。

仕事で感謝された時、本当に感謝された時て本当にどう表現していいかわからない、それはお金で買えないもの。本当に価値があるものとはお金に換えられないもの。

人財となる第一歩としてぜひ読んで欲しい一冊。

あなたの人生が変わる 奇跡の授業

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