カルソタ-ダ(Calçotada)
イ-スタ-(復活祭)休暇で、友達の家に遊びに来ています。名物のカルソタ-ダをすることになりました。
食べる時は、葉の部分をひっぱりつつ、焦げた根っこの部分をギュッと押すと、中の白い部分が、湯気をたてながら出てきます。ロメスコ・ソース(salsa romesco)につけて、いただきます。
私は何が好きって、カルソタ-ダのこのお行儀の悪いところなんです。素手だし、剥いた後のネギをソースに突っ込むし、今度はそれを口もとに運んであ-んと食べる動作も、格好悪い気がする。テーブルに着席して食べるときもあるけど、立ったまま食べるときもある。でも、だからこそ、大地の恵みを頂く、っていうことが、直接感じられる気がする。
青空の下で、風を感じながら、火をおこして、地面を踏みしめる。フルに五感を使う。皆で食事の用意を一緒にして、おなかがすいた時に一緒に食べるという、最高のシチュエ-ション。ちょっと煙&泥くさいけれど、友人たちと赤ワインを飲んで、自分は生きているんだなあ、ということが感じられる、私のお気に入りの料理。
レストランだと、襟元に引っ掛けるナプキンが用意されて、ナイフとフォークで食べるようですが、雰囲気が出ないような気がします。これはやっぱり、豪快にいきたいところです。
爪の間まで黒くなりながら、全身煙くさくなりながら食べる、冬の伝統的なお料理でした(カルソッツが出回るのが、11月ごろから4月の半ばぐらい)。
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