映画 サンクスギビング やや肯定的な感想です
ネタバレがあります。
Amazonプライムにて視聴。
タランティーノ監督のグラインドハウスに偽予告として上映された4本のトレーラー。
どれも魅力にあふれる超短編でしたが、まずマテーチェが実際に映画化されてスマッシュヒット。
満を持して今作、感謝祭ことサンクスギビングが晴れて日の目を見ることになりました。
結論から言ってしまうと、偽予告が最高潮だったかなと。
身も蓋もない物言いですが、決してつまらない作品ではなく、ティーン向けのスラッシャーとしては手堅く作られた映画だと思います。
ですが、あの狂気をはらんだ偽の予告編とイーライ・ロス監督作品という、ホラー好き界隈ではハードルが上がりきった状態でこれを見てしまうと、どうしても期待値には届かなかった印象が拭えない。
期待値に届いてしまうとR指定のハードルまで上がってしまうというジレンマを抱えて完成させたんじゃないかと思うくらいに突き抜け不足と言いましょうか。
継母ディナーにイーライ・ロスっぽさはありましたが、全編あんな感じで進んで欲しかったというのは、商業作品としては贅沢なのかな。
と思いつつも全編あれだったらさすがに胸焼けしそうという思いもありつつ。
だったらテリファー見てりゃいいじゃんと自分自身に言い聞かせるものの。
テリファーのゴア描写満載と、イーライ・ロスの紙一重の狂気というのは似て非なるものだと感じているので。
言葉にするのは難しいのですが、
考えるな、感じるんだ
としか言いようがないイーライ・ロスの世界にひたってしばらく戻ってこれないようなインパクトには欠けているのではないかなと。
犯人当て要素を含んだライトなスラッシャー映画としては、十分な面白さとゴア描写だと思いました。
ライトなスラッシャーってなんだそれは。
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