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土に触れる

コンクリートとアスファルトだらけの街が増え、土に触れる機会が少なくなっている。
自然栽培は土中環境を整えて、化学肥料、農薬に頼らない。そのためには土に触れること、土を知ることから始めています。

心身の健康に繋がる
 

土に触れることで健康になるという論文がありました。実際、家族が風邪をひいても、僕だけ大丈夫なケースがよくあります。またイライラしたり、仕事が忙しい時は畑で土いじりをしていると気持ちが安らぎます。
都内で花の仕事をしている時は、土に触れることはほぼありませんでした。土を生活の中に取り入れることは人間らしく暮らしていくためには必要なんだと最近気づきました。
だからと言って今すぐに畑をやることは時間的に厳しいという方も多いとは思います。できることから少しずつでも始めてみるのは有りですね。プランターや家庭菜園から土に触れることをおすすめします。

土中環境を整える


土を掘り、炭、落ち葉、枝を入れる

冬の時期に大切なことは、土中環境を整えることなんです。春夏秋と花を栽培しているとどうしても土は疲れて元気がなくなってくる。
しっかり休養を与えて、英気を養ってもらうというイメージで土と向き合っています。
掘ってみて状況はどうか、何をしたら良いか、さながら整体師のような感覚で検診をします。生えてる雑草の種類によってわかることもあります。
僕の畑では所々土が固くなってるところが多い。
そういうところはモグラがいち早く気づいて穴を開けてくれる。モグラの真似をするように、穴を掘り、炭、落ち葉、枯れ枝を入れる。
さらに長めのマイナスドライバーで土深くに穴を開け枝を挿し込む。これは鍼灸師になった気分でこっているところに針をさすイメージでやっています。畑全体にやるのは大変なので、ポイントを決めて数カ所施術する。

自然界では落ち葉や雑草の根っこ、ミミズやモグラ、猪も柔らかくほぐしてくれる。人間も真似してみること、決してトラクターや農機ではやらない。それは出来かかっている自然のバランスを壊してしまうことになるので。

菌の存在を意識する

自然界では目に見えない菌がたくさん存在します。人の身体の中にもたくさん存在していてることをまず意識するようにしています。
人間も含めた自然は菌によって良くも悪くもなる。悪い菌だからといって退治しないこと、免疫力を高めて、良い菌を増やすことを心掛けること。まずは自分の心身を健康にすること、すると
自分に取り巻く環境が自ずと良くなってきます。
家族環境、社会環境、地域環境、人間環境、自然環境、地球環境という具合に大きく広がっていきます。
菌の存在を意識することで、次に何をすれば良いかがわかってきます。

土が良くなり花が咲く

土に触れると心身が健康になり、菌を増やすと土が豊かになり花が咲く。
人間は自然を破壊することも修復することも出来てしまう。それならば修復することにひとりひとりが意識を高めれば、地球環境は良くなるのではないだろうか。

まずは、土に触れることから始めてみてはどうでしょう。どんな小さいことでも、それが平和で幸せな未来の第一歩となりえるはずだから。

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