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花と虫の関係

虫と聞くと苦手な人も結構居るとは思いますが、
自然栽培では虫と共生することは大事なことなんです。

花と蜜蜂

蜜蜂は刺されると痛いし怖いですよね。
でも、花にとっては受粉の手伝いをしてくれる頼もしい存在なんです。
自然栽培では種を取ること、こぼれ種で花を咲かせることが肝心なので蜜蜂は仕事仲間もしくは、相棒といった感じでしょうか。
将来的には巣箱を作り、蜂蜜を採取出来たらそれこそ一石二鳥なんですけどね。

花と蟻

蟻は花にこびりついて生育を妨げるアブラムシをやっつけてくれます。
一説にはアブラムシの出す甘い体液を食べているともありますが、天敵には間違いないです。
畑にはよくアブラムシは出ますが、ある一定の所に集中的に出ます。なんらかの原因のある花につきますが、隣の花にはついてないことがよくある。その花は他の花が綺麗に育つように、体を差し出して集めているように思えるんです。
人間のがん細胞と似ているかもしれませんね。
悪いからといって排除せず、残しておくことも考えなくてはなりません。

花とカマキリ 

 

カマキリは虫世界のピラミッドの頂点に君臨する肉食昆虫です。花にとっては悪さをする虫達を食べてくれる、いわば警察官のような頼もしい存在です。
冬に草刈りしてると、カマキリの卵を見つけることがよくあるんですが、これで来年の我が畑は治安が良くなるなと安心できます。でも、悪さをする虫がいなければカマキリは増えることが出来ない。ていうことはどちらも大事ということにもなりますね。

花と蝶

蝶は蜂と同じく受粉の手助けをしてくれます。
でも幼虫のときは花や葉を食べてしまうアオムシなんです。害虫といえば害虫なんですが、見方を変えれば、アオムシの頃はヤンチャで悪さばかりで困るけど、蝶になったら改心して真面目に仕事の出来る大人になったってとこでしょうか。
だけど、よく観察しているとアオムシがやたらめったに花を食べているかと思いきやそうでもなくて、枯れて終わった花をよく食べてるんです。
おそらく花を土に還してあげることと、フンをして土に肥料をあげてくれることをしてくれてるんだと思うようにしています。

花とカメムシ

臭い匂いで嫌われもののカメムシ。
調べてみると害虫カメムシと益虫カメムシの2パターンあるようです。
我が畑ではセリ科のレースフラワーによく発生します。なんでも白色が好きみたいで、しかも赤黒ボーダー柄をタイプばかりよく見かけます。
カマキリに食べられる役割、害虫のダニを食べる役割。両方兼ね備えたどっちつかずのやつです。
まぁこんなやつも愛すべき存在ということにしておきましょう。

花と共に

とまぁいろんな虫を紹介しましたが、どいつもこいつも働き者で感心します。それぞれに役割りがあってみんな存在価値がある。人間の世界にも通じるところがありますね。

あと、なぜか花にしがみついて絶命している虫が多いんです。バッタやトンボがメインで、彼らは終の住処として花の近くで生涯を終えたいと思ったんでしょう。
そういえば我々人間も人生最期は花まみれで見送られているし。

虫も人間も自然の一部。共生していきましょう。

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