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ふわふわ映画感想文

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観た映画(たまにドラマ)の感想。ほんのりネタバレ風味。
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この役者どの映画に出てたっけ病

打ち切りドラマ『HALO』に続き、同じく打ち切られたドラマ『ウエストワールド』を観始めた。 『HALO』を観ていた時、ソレン役のボキーム・ウバイン初登場時、何の映画に出ていた役者かと気になって仕方なかった。後から調べてみると、恐らく私の記憶に残っていたのは『スパイダーマン:ホームカミング』のショッカー役だろうということで胸のつかえが取れた。 ヴィンシャー役のバーン・ゴーマンは『パシフィックリム』の人だ!とすぐにわかったのだが、ボキーム氏については鑑賞し終えても「誰だったっ

プチドラマ感想文│『HALO』

頭が痛いし腰も痛い。喉はイガイガして鼻はムズムズする。ただし熱は無い。この症状は一体何なのか。それがわかったところで治るわけではないので、考えても仕方ない。熱も無いし。 そんなこんなでドラマ『HALO』をシーズン2含め全て観終わった。途中でウトウトしたり熟睡したりしていたので、ストーリーが把握しきれていない。『スター・ウォーズ』かと思ったら『マッドマックス』みたいでもあって、しかも終盤にはゾンビモノになって忙しい。恐らく原作に寄せた一人称視点の戦闘シーンは臨場感とゲーム感が

「A」で始まるウルトラマン

本日は『ウルトラマンアーク』の初回放送日だ。 妻が出社日だったので、子供達は保育園に預ける予定にしてあった。しかし、他でもないウルトラマンの初回であるわけだから、それをリアルタイムで観られないとなれば禍根を残しかねない。 だから保育園には少し遅めに登園させることにして、我々3人はその時を待つことにした。全ての身支度を終え、いつでも出られるように備えた上である。準備を進める子供達は、普段以上にテキパキと動いていた。 未来へ駆ける円弧去年の今頃は『ウルトラマンブレーザー』の

GW最終日の凪

昨日の晩、妻と一緒に『ゴジラ-1.0』を観た。かつて『シン・ゴジラ』で早々に脱落した妻は、途中で何度か夢と現実を反復横跳びしたものの、一応最後まで観ることができた。 感想を書こうかとも思ったが、長くなりそうな割にあまり良い点を挙げられなさそうなのでやめておこう。何だか常に怒っていて、スピーディーに暴れ回るゴジラは良かった。 そして今日、当初より出掛けず家でゆっくり過ごすと約束していたので、一家全員が良く言えば穏やかな、悪く言えばダラダラとした雰囲気でいた。曖昧な天気なのも

[映画感想文]|『ゴジラxコング 新たなる帝国』主役はコング!ゴジラはゲスト!!モスラもな!!!

病み上がりの不快感を抜け、ただ持て余したエネルギーを発散できずにバーニングゴジラへと変貌しそうな上の子。連休最終日の外出は極力避けたいが、そうも言っていられない雰囲気である。 我が子のメルトダウンを阻止すべく、兼ねてより行きたがっていた映画館へと出掛けることになった。妻は高熱の続く下の子と留守番である。 我々は近所で軽く昼食を済ませ、新宿バルト9へと向かった。 久々に吸う娑婆の空気で、我が子のテンションはうなぎ登り。スキップだか何だかよくわからないステップで駅へと急ぐ。

[映画感想文]|『THE REPORT』『バッドマン』対極に位置するような2作品

休みの度に映画を見せろとせがむ子供達以上に、私の映画鑑賞欲が強まっている。次は何を観ようかと探し続ける日々を送っているのだ。 THE REPORT911直後、CIAが行った”尋問”の実態を暴こうと奮闘する若い調査官が、それを明るみに出すまいとする各方面からの圧力や謀略に苦悩する。実話を基にした映画。タイトルは「TORTURE」の部分が黒塗りされており、作中でも印象的なシーンである上にエンドクレジットにも同様の演出がカッコ良く使われている。 ニュース報道くらいは憶えているけ

何度目かの『ダークサイド・ムーン』

折角の日曜は雨。子供達の体調も気になるところなので、今日は家で映画を観て過ごすことに決めた。そう決めたのも観る映画を決めたのも上の子だ。 昼食を済ませると子供達は所定の位置へ納まり、私がPCを操作し始めると「トイレいかなきゃ!」と順番待ちをしていた。普段はどれだけ行っておきなさいと言っても聞かないくせに、映画の前となれば進んで駆け込む。そんな我が子の指定タイトルは『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』だった。 上の子はベイバースから始まるトランスフォーマーシリーズ(

[映画感想文]│『ウルトラマンブレーザー』上の子と映画デート

下の子が深夜に嘔吐した。 妻と一緒にバタバタと跡を片付け、独り飲んだくれて寝落ちしたまま朝を迎えた。今日は一家で『ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』を観に行く予定なのだ。 朝から待ち切れない上の子は、ソファから起き上がれない私の下へ度々やってきて、「はやくいかないと!」みたいなことを言いながらチョロチョロしていた。 しかし下の子はやはり体調が優れない様子であり、連れて出るのは難しそうだった。出掛けたいのに留守番を強いられる下の子は不機嫌そのもの

久々の発熱と久々の映画

上の子が熱を出した。 昨日のご褒美にどこか遊びに連れて行ってやろうかと思ってもいたが、そんなことは言っていられなくなってしまった。やはり昨日頑張り過ぎてしまったのだろうか。 真相はどうあれ、少なくとも本人は「きのうのせいだ…」と言っていた。とはいえ微熱であり本人も元気そうなので普段通りに暴れていた。しかし昼食の時間になると腹痛を訴え、食後には少し横になるよう促すと、暫くして眠ってしまった。やはり頑張り過ぎたのだろう。 上の子が熱を出すのは凄く久々な気がする。前回はインフ

ドラマ感想文│『Dhootha』ミステリかサスペンスかホラーか或いはコメディ

以前から気になりつつも後回しになっていたドラマ『Dhootha』を観終えた。 後回しになっていた理由は明確でないのだが、観始めるとその正体もわかってきた。幽霊とか心霊とかの所謂オカルト系な話だからだ。配信開始当時の私には、きっとあらすじから何となく察するものがあったのだろう。 ミステリとかサスペンスの要素もあるにはあるが、説得力に欠けるのだ。察しの良すぎる警察官に、イマイチ入り込めない人間関係(人名を覚えにくいのも影響しているだろう)、杜撰な偽装工作、無理のある時間設定な

『ウルトラマンブレーザー』堂々の最終回!!

気付いたら最終回だった『ウルトラマンブレーザー』。 中盤くらいで剣を携えたあたりから私の中で失速気味だった上に、ポケモンと合体して追加装備を使い始めたところで追い掛けるのがつらくなってしまった。それでも何週間かに一度、纏めて観るのを繰り返し、最終回放送日だった今日は3話纏めて視聴した。 新しい風を感じさせる「スパイラルバレード」には放送前から心を掴まれていたし、初登場時には久々にウルトラマンシリーズで興奮できた。それとは逆に懐かしさを感じさせる「レインボー光輪」もまた面白

ドラマ感想文│『ウルトラマンブレーザー』第8話

解決編である「虹が出た 後編」を視聴。 冒頭でブレーザー(融合前)的な光との対話するような描写がありつつ、終盤の戦闘中にはブレーザーへの直接的な呼びかけ(所謂インナースペース)があったり、目標を大きく外れたレールガンの弾が宇宙へと放たれてしまったりと、今後の物語へ繋がりそうな展開が多く見られた第8話。 腕輪が媒介となっているのではないかという割と突飛な読みを的中させ、アースガロンから飛び出したのと入れ替わりにブレーザーが登場する上に無傷で生還するゲント隊長は、恐らくゼット

ドラマ感想文│『ウルトラマンブレーザー』第7話「セブン・リングス/ニジカガチの伝説」

今回も遅れて視聴した『ウルトラマンブレーザー』の第7話。 冒頭から昨今の日本のように暑そうな様子が描かれているが、これを撮影したのはいつ頃だったのだろうか。何にせよ各隊員の暑そうな描写がリアルであり、このあたりもまた本作の魅力と言える。 今回の話はゲント隊長の恩師が黒幕となって怪獣を呼び覚ますところから始まる。こういった人間のエゴがテーマとなる話はウルトラシリーズでも定番と言えるものであるが、私はウルトラマングレートに近い雰囲気を感じた。これまでの話でもそうだったが、特に

ドラマ感想文│『デアデビル』シーズン1

『ジェシカ・ジョーンズ』、『ルーク・ケイジ』と続けて観た後、さて何を観ようかとなり、『ルーク・ケイジ』終盤に登場した『アイアン・フィスト』が気になったけれど、前々から観ようと思いつつ何となく後回しになっていた『デアデビル』を鑑賞した。 シーズン1はデアデビルビギンズといった感じで、キングピンとの闘いを通じて最後にデアデビルが完成した。原作を全く知らなかったのでスーツの出所は意外だったし、デアデビルもキングピンも普通の人間だというのも初めて知った。普通とは言っても常人離れした