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桜は冬に咲き始める

みなさんこんにちは。佐々木です。
気がつけば4月も中旬で、あんなに楽しみにしていた満開の桜も、今ではすっかり葉桜になってしまいました。地域によってはもう葉っぱしか残ってないところも多いかもしれません。
本当に美しくて儚い桜をみていると、春は少しセンチメンタルな気分になってしまいます。

季節が移り変わるのは思ったよりも早くて、少し前までダウンを着ていても外を歩くのには寒かったので、早く桜が見たいなあなんて思っていたのに、今や新緑が生い茂ってGW目前。本当にあっという間です。実際咲いてる日数を数字にしてみると、365日もある1年間の中で14日間程度しか咲かない花なので、桜を見れる日って本当に少ないですね。

個人的に好みの桜は、満開の桜よりも少し散って風が吹くと桜吹雪になる終わりかけの時期が好きです。もちろん、満開の桜の状態も好きですが、それよりも散り始めの桜の方が、短い命の桜の花のイメージに私の中でしっくりくる感じがします。
似たような感じで、桜流しになってしまった次の日の水たまりなんかも好きです。

皆さんはどんな桜が好きですか?

桜というのは、実際に見られる日が少ないからこそ、頭の中でたくさん桜のことを考えてしまいがちな気がします。桜が散ってしまった今だけでなく、夏や秋にも桜のことを考えたりしますが、特に寒い冬の間は春が待ち遠しすぎるあまり、1ヶ月後には桜が咲き始めるだろうか、今降り積もっているこの雪が溶けきる頃には満開になっているんだろうな、いった様に、満開に咲く桜のことを、たくさん考えて始める季節のような気がします。

桜のつぼみが膨らみ始めるよりも先に、冬あたりから満開に咲く桜のことを考えはじめがちなので、自分は「桜は冬から咲き始める」のではないのかなと思いました。

“会えない時間が愛を育てる”なんて言葉たまに恋愛格言みたいなもので見たことありますが、同じような感じで桜を咲いていない期間に桜に思いを馳せることが、桜をより一層美しく感じるさせるんだと自分は思います。実際の桜は14日で散ってしまいますが、私たちの頭の中ではいつでも桜が満開に咲き誇ってますからね。

会えない間にも人の心に咲き続ける桜の戦略にまんまとハマった私達は、こうやってまた、まだ見ぬ桜に期待を膨らませて、来年見る桜に磨きをかけてしまいましたね。

来年の桜を見る時はどんな日々を過ごしているんでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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