夜の喫茶店。斜め隣のテーブルから囁き声が聞こえた。
「繋がってる世界に影響が出ちゃうよ」
「大丈夫大丈夫」
私は慌てて伝票を持ち席を立つ。会計を済ませ扉を開く。

カランコロン

そこは満天の星空。
「遅かったか……」
天の川足下を流れ、振り向くと小さな灯火が地球色に揺れていた。

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