オマージュ(C):スミレちゃんと剛君とポエム部発表会

#うたスト

ハナウタナベさん曲

C『【朗読花歌】あなたが好き/作詞:cofumi』

#課題曲C


こちらの応募作品

ショートショート:あ、あの、……
「…… ……」
「……おう! どした、そんなところにいて! びっくりしたよ~」
「…… …… ……」
「ん? どうした?」
「……あ、あの、……」
「ん?」
「……あの、……」
「……?」
「あの、……あのぉ……」
「うん」
「……えーと、つまり……」
「……?」
「…… …… ……」
「……」
「…… …… …… …… ……」
「……?」
「ぁ……。」
「?」
「ぁ……。さっき……は……、あの……」
「……!」
「…… ……ありがとう……、ございました……」
「……んっ!!!」
「……」
「どういたしまして!!」
「!」
「うれしいよ」
「……よかった……です……」
「よかったよかった!」
「……」
「じゃ、これからよろしくな!」
「……はい」
「~♪」
「……♪」
おわり

のコメント

ハナウタナベ
この文章からなんか色々想像してしまいました。園芸部とかの超内気女子のスミレちゃん(仮名)と、柔道部熱血主将の剛君(仮名)とか。
スミレちゃんは剛君のこと「身体も声も大きくてなんかこわい」と思ってきたんだけど、男子たちがふざけて突き飛ばしあってた時に花壇の花の上に倒れそうになったのを、剛君がひょいと引っ張って花および倒れかけた男子を助けてくれるという。それをハラハラしながら見てたスミレちゃんに気付いて「(俺の友達がふざけてて花を危険にさらして)ごめんな!いつも世話してる花壇だもんな。」と言ってくれた時からスミレちゃんは剛君を見るとどうしようもなく動悸がするみたいなんだけどなんせ内気!!頑張って!!!
おはようよねちゃん
ハナウタナベ様
いい物語ですね!!
スミレちゃんと剛くん、応援したくなりました(^o^)/


と、


こちらの応募作品のコメント

ハナウタナベ
剛くんモテそうだなぁ‥。剛くんを他の子にとられたくなくて少しずつ変わろうとしていくスミレちゃんを応援する親友ポジションに立候補したいです。スミレちゃんみたいな子は笑顔をまともに見せたらかわいいに決まってるんだから!!それに他の男子が「あの子あんな可愛かったっけ」ってなっているところを「誰かさんのために努力してるからね。」って剛くんにメンチ切ったりしたい‥。

おはようよねちゃん
ハナウタナベ様
ありがとうございます!
はい、ハナウタナベ様のような親友ポジションいらっしゃると心強くて良いですね。
かしこまりました。


こちらのコメント作品のオマージュを、作りました。


スミレちゃんと剛君とポエム部発表会


「ポエム部……?」

「そうさ。いかがかな。スミレちゃーん?」

「で、……でも。私……ハナさんみたいに、言葉……うまくない……から……」


「大丈夫! ただのポエム部発表会だから。ね!!」

「うん……」

「それにねぇ……」


「ヒソヒソ(剛君も誘ったよ)」

「……!!!」

「よ~し、決まりね! 放課後、屋上へ集合ね!」


。--- 。--- 。---

「えー。本日はポエム部発表会にこんなにたくさんお集まりいただきまして、まことにありがたく存じます。ポエム部副部長、兼ハナウタ課長、歌鍋ハナと申します。皆様ようこそ~! まあ、前置きはこれぐらいにして。早速、ポエムをお一人ずつ、作ってみましょう」

「え?」

「はい、どうしましたか?」


「ポエム部の発表会でしょ?」

「はあいー!ポエム部発表会は、参加者みんなでポエムを発表し合う会でーす!」

「えーっ!」


「聞いてないー!」

「帰ろ帰ろ」

「あら、あらら」


。--- 。--- 。---

「あらー。三人になってしまったー!」

「オウ! 歌鍋。ポエムつくってみたぞ!」

「おっ!さすが主将!」


「……ハナさん」

「あ、スミレちゃんも! できた?!」

「オウ! 揃ったな」


「どれどれ……」

『ワタアメ食べよう白い雲。ソーダを飲もう青い空。俺の心はセンチメンタル(剛)』

『屋上はよく晴れた青空です。風も少なくて、絶好のポエム日和です。眼下に広がる町並みは。ちいさな人や車や自転車たち。みんなかわいい。お花みたい(スミレ)』


「素晴らしい! ていうか、上手い!」

「そうか! 照れるぞ!」

「ありがとう……」


「ただし! ココが足りない! ポイント!」

「え?」

「ココ! 心! 気持ち! ハート!」


「ポエムにハートはありますか?」

「……ハート」

「ヨシ! もういっちょ。ハートを入れてポエムつくるぞ!」


「できましたか。……ほうほう。いいですねー! ……おーこっちも! いいですねー!では……」

「あ! 風!」

ヒューー……


「ポエム飛んでいっちゃった……」

「見られたら恥ずかしいぞ!」

「…… …… ……」


「大丈夫です」

「?」

「ワタクシ歌鍋ハナが、覚えています!」


「オッさすが!」

「ハナさん……!」

「では。ポエム部副部長、ハナウタ課長、歌鍋ハナ。お二人のポエムをイメージして歌います。拍手ー!」


パチパチパチパチ!



「…… …… ……」

「…… …… ……」

「あれ? 拍手は?」


パチパチ!

パチパチ!

「やあやあ。スタンディングオベーションありがとう、ありがとう! 耳赤くしてそんなに感動してくれたんだねー! お二人とも! ありがとうね!」


ガラガラガラガラ!

「おい、コラ! そこの三人! 特に歌鍋! ここは音楽室じゃないんだゾ!」

「あっ先生! すみませんでした!」


ぼくらの青春の1ページは。

気まぐれな風にポエムと歌をのせて。

どこまでもどこまでも、飛んでゆくんだ!



おわり



C『【朗読花歌】あなたが好き/作詞:cofumi』

# 課題曲C

https://youtu.be/g4b7tdbATp0



【 うたスト 】 歌からストーリー︓歌を聴いて物語を作ろう︕

への、応募作品でした。

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